i2年振りの「志の輔らくご」PARCO開催。
この状況なので観れただけでも幸せだ。
やはり例年とは、かなり雰囲気が違う。
ロビーの正月飾りはなく、物販も最小限。
観客の笑いや拍手も遠慮がち・・静かなPARCO公演だった。
しかし志の輔さんの熱演は変わらない・・
いや、例年以上だったかもしれない。
オープニング動画の中で志の輔さんが呟いていた・・
(志の輔チャンネル?)・・・
やっぱりお客さんの前でやりたいな~
席はE-32。前から4列目の上手。いい席だ。
今回は新作落語3席。
「ガラガラ」に大笑い!熱演だった。
そして私が「中村仲蔵」とともに大好きな演目「大河への道」。
伊能忠敬の「大日本沿海輿地全図」完成200年の昨年(2021年)にPARCOで
かける予定だった演目。残念ながらコロナ禍で公演中止となり、改めて
完成200+1年とし、満を持しての上演(?)となる。
「大河への道」を観る度に、完成度の高さと志の輔さんの才能に感嘆する。
主役の選定、物語の構成、登場人物、場面転換、演出(音響、照明含め)
・・・名優であり、名脚本家・名演出家を一人で出来てしまう。
(まるで「映画ゲット・バック」のポールマッカートニーだ)
その作品に惚れ込んだ中井貴一さんによって、「大河への道」が映画化される。
志の輔らくごの映画化は「歓喜の歌」に続いて2作目。楽しみだ。
映画「大河への道」
2022年5月20日 全国松竹系にて公開。
約三時間の上演後は、もうすっかり慣れた規制退場。
BGMは、志の輔らくごの追い出し曲ではお馴染みの
コロナ禍での我慢の生活に、一服の清涼剤。
心地よく帰路についた。