絶対観ようと思っていた映画が二本ある。
「Codaコーダ あいのうた」
「ウエスト・サイド・ストーリー」。
そのうちの1本を観てきた。
評判通りいい映画だった。
聾唖者の家族の中で唯一、健常者である高校生の娘。
家族は娘に頼り、娘は献身的に家族に尽くす。通訳のように・・
でも彼女には非凡な歌の才能があった。合唱部の教師は
自分の夢と家族の板挟み・・・
このストーリーで泣かないはずがない。
でも、非常に控えめな映画だった。
それがこの映画の良さかもしれない。
私は学生時代、芝居をしていた。
脚本を書き、演出をしたこともあった。
なので断片的な題材、モチーフ、プロットを自分の中で
勝手に物語として組立てて思い描く癖がある。
悪く言えば妄想だ・・・
「Codaコーダ」を観る前にも、物語をあれこれ思い描いた。
その妄想からすると見終わった後の感動は、想像の半分ぐらいの
レベルだった。
でも歌は、歌のシーンは想像を遥かに超えていた。
歌が流れるたびに涙が止まらなかった。
歌は魂の共鳴を誘う。こればかりは想像の範疇を超越していた。
マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル 「You're all I need to get by」
次はスティーブン・スピルバーグの「ウエスト・サイド」だ!