Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

義経ヤバし・・

相変わらず「鎌倉殿の13人」が面白い。

先週の上総広常(佐藤浩市)のクセが強ったが、

今週の源義経(須田将暉)はさらにその上を行く

ブッ飛び具合だった。

 

ネット上には「義経ヤバい」「サイコパス登場」の文字が乱立。

義経こう来たか・・という感じで、三谷幸喜に見事に一本取られた。

 

「美形で純粋で悲劇の武将」という従来のイメージ

2005年に滝沢秀明が演じた「義経」(大河ドラマ)が典型的)

根本から打ち砕いた。

「無邪気に笑いながら、残忍な行為を平然と行った」

このシーンは衝撃的だった。一瞬にしてこのドラマの義経

残忍なサイコパス野郎」と視聴者に刷り込んでしまった。

 

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私のかなり衝撃だった。

どちらが本当の義経なのだろう? という疑問が浮かび、

Wikipedia やネットですぐに調べまくった。

 

その結果、あながち「三谷幸喜義経」もあるのではないか・・

という感を持った。平家討伐における「一ノ谷」「屋島」「壇ノ浦」の戦いで

義経は決定的な勝利をもたらした。しかし、詳しく見ると

「独断専行」「越権行為」「勝つためには何でもあり」という振舞で周りは

だいぶ苦労させられたようだ。いわば諸刃の剣・・そして頼朝との決定的な対立。

今後のドラマの伏線を植え付けるような、ヤバイ義経登場シーンだった。

 

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そう言えば先週の放送で、

平泉から義経を送り出す藤原秀衡田中泯)の複雑な表情が

将来への得も言われぬ不安を表していた。

 

「鎌倉殿の13人」の第五次キャストが発表された。

 日本の歴史上はじめて武家政権が朝廷(皇室)に刃を向けた

承久の乱」(武家を率いるは北条義時)で登場する

 ラスボス「後鳥羽上皇尾上松也が演じることになった。

 

やはり重要な役は歌舞伎役者か・・・間違いないな

 

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