Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

文化放送開局70周年記念「立川志の輔独演会」

 

志の輔さんと文化放送の歴史は長い。

今では考えられないが、1990年から96年まで昼のワイド番組の

パーソナリティを務めていた。それが

志の輔ラジオ 気分がいい!」(月~金 9:00~11:00)。

その後も「志の輔ラジオ 土曜がいい!」(2003年~07年)

龍角散プレゼンツ 志の輔ラジオ 落語DEデート」(2008年~現在)と

現在に至るまで冠番組を持っている。

 

そんな間柄なので、文化放送開局70周年記念で「志の輔独演会

(3/16 メルパルク東京)で開かれた。

 

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港区芝の「メルパルク東京」に来るのは、おそらく20年ぶりぐらい。

前に来たのは、サザンオールスターズ米米CLUB佐野元春?あたりの

コンサートだったと思う。 キャパ1582席。思いのほか入り口が小さくて

ビックリ。こんなに小さかったか・・・?(客席は大きいが)

 

すぐ隣の通称”軍艦ビル”には、やはり20年ぐらい前に

取引先の書店チェーンがあり、何度か商談に訪れた記憶もある。

 

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一席目は「バールのようなもの」。

1500人満員の笑い声はいいものだ。

 

仲入後に、東京五輪開会式のピクトグラムで一躍襲名になった

パントマイムのが~あるちょば」が登場。かなり期待したのだが

なんだか肩透かしだった。以前二人組だった時の印象のせいか?

パントマイムには大きすぎるステージのせいなのか?

なんだか違和感が残った。

 

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二席目は「紺屋高尾」。

先日、関内ホールで聞き逃し、地団駄を踏んだ演目だけに喜びも一塩。

親方(吉兵衛)を笑いたっぷりに演じる志の輔さんがいい。

この笑いが物語をただの美談で終らせず、聞く者を明るくハッピーな

気分全開にさせてくれる。これも志の輔らくごのイリュージョン。

 

志の輔らくごにハズレなし

今日もいい落語会でした。

 

芝大門、並木道、増上寺、東京タワー・・・

来日外国人が「エモイ」と喜びそうな光景が広がる芝界隈。

 

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※「バールのようなもの」の原作は清水義範の短編小説