昨年秋のライブは母親の入院で来れなかったので
約1年ぶりの「YO-EN唄会」。今回もしびれる歌声だった。
なんだろう、例えようもない唯一無二の唄声がYO-ENさんだ。
(別に例える必要はないんだけれど)
今回の第一部は、オリジナル曲のみ。
脳みそに心地よく染み入る周波数なのだろうか、非常に気分がいい。
それは会場の皆が同じなのだろう。曲が進むにつれて
各々が身体でリズムを取り出していくのが分かる。
アコースティック版の「わたしはわるい人間だもの」がよかった。
PVで使われている、つげ忠雄さんの原画が会場に展示してあった。 これも感動。
第二部はカバー曲のみ。
YO-EN唄会で初めて聞く「星影の小径」「500マイルもはなれて」
「思い出のグリーングラス」に魅せられた。
・「星影の小径」:1950年に小畑実がリリースした曲らしい。私が知っているのは
日本綜合地所「VERENA]のCMで使われたアン・サリーのバージョン。
メロディーがとびっきり美しい曲だ。
・「500マイルもはなれて」:PPM(ピーター・ポール&マリー)で有名な曲。
YO-ENさんはこの曲を英語で唄った。良かった!
英語の曲もどんどんやって欲しいな。
・「思い出のグリーングラス」:処刑の日を迎える朝に、死刑囚が見た美しい夢の歌。
美しいメロディーと美しい詩に秘められた残酷な現実・・・YO-ENさんの声が
美しい詩を染み入らせてくれた。
エンディングは国立にゆかりの映画「居酒屋兆治」(原作:山口瞳)の
主題歌「時代遅れの酒場」だった。今回もいいライブでした。
国立はいい街だ。本当に。