Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

北条義時とマイケル・コルレオーネ

毎週書いているが、今週も「鎌倉殿の13人」が面白い。

北条義時小栗旬)がどんどん冷酷無比な人物になってく。

伊豆の田舎の純朴な若者だった義時が、頼朝の右腕として

冷徹な権力者に変貌してゆく・・・見ていて実に興味深い。

 

ん!? このストーリーはどこか見覚えがある・・・

そうだ、映画「ゴッドファーザー」だ。

 

 

北条義時小栗旬には、有能な兄、北条宗時片岡愛之助)がいて

本来は家督を継ぐ立場ではなかった。しかし宗時が平家との戦いで戦死し、

否が応でも歴史の表舞台に引っ張り出された。

 

一方の「ゴッドファーザー」。

「ドン・コルレオーネ」(マーロン・ブランド)の息子のたちの中で、

ただ一人堅気だった三男「マイケル・コルレオーネ」(アル・パチーノも、

長男「ソニー・コルレオーネ」が、ライバルマフィアとの抗争で殺害され、

コルレオーネ・ファミリーを率いることになった。そして、

ライバルの5大ファミリーを一斉に抹殺し、ゴッドファーザーとして君臨する。

 

 

北条義時とマイケル・コルレオーネ

ともに望まずに歴史の表舞台に登場し、自身との葛藤を

繰り返しながら、冷酷無比な権力闘争を勝ち抜き、

盤石な権力基盤を構築した。

 

そうか、「鎌倉殿の13人」の裏テーマは

ゴッドファーザーか!」「三谷幸喜ならやりそうだな」

と勝手に納得する。

今後の義時の豹変ぶりと権力抗争が楽しみだ。

 

※急に「ゴッドファーザー」が観たくなった。

 

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