1年振りの下北沢本多劇場「恒例 牡丹燈籠」
今回は「志の輔らくご」初体験の友人がいるので感想が楽しみだ。
席はG列19番、かつ本多劇場なので非常に見やすい席だ。
前半部分は例のパネルが変わったせいか、昨年と少し雰囲気が
違い分かりやすくなったように感じた。
そして仲入り後~エンディング。・・・素晴らしかった。
毎年のことだが、志の輔氏師匠の話術、プロデュース・演出力には
感嘆する。そして、この「恐ろしくも、悲しく切ない」壮大な人間模様を
生み出した三遊亭圓朝に大いなるリスペクトを抱いた。
私の感想はこれぐらいで、初めて友人の興味深い感想は?
(「志の輔らくご」は始めてだが、落語会には何回も行った経験あり)
・私が知っていた牡丹燈籠は、物語のほんの一部分だったのか・・・
・登場人物、人間関係が覚えきれない
・落語という概念が、音をたてて崩れた。一体らくごって・・・
ふむふむ、まさに志の輔師匠の意図するねらいそのものの反応だ。
思わずほくそ笑んでしまった。
この日は時間が無かったので、あまり深い感想まで聞けなかったので
改めて感想の時間をとってもらおう・・・
いつのまにか、私も「志の輔らくご」の伝道師となっている。
「恒例 牡丹燈籠」で忘れてはいけないのが、
エンディングの 憂歌団「胸が痛い」。
この曲がかかると、見ている私も、悲しい物語に胸が痛い。
改めて「胸が痛い」(作詞:康珍化)の歌詞を読んで、
物語と歌詞のシンクロを考える・・・この歌詞は
萩原新三郎なのか、お露なのか、孝助なのか?
はたまた毒婦「お国」、母親「おりえ」、「伴蔵」「おみね」か?
壮大な物語を締めくくるにはピッタリの選曲だと。改めて感じる。
久々の下北沢。井の頭線の高架下に出来た「みかん」に
初めて行ってみた。TSUTAYA BOOK STOREはいい店だ。何より選書がいい。
1時間いれば相当本を衝動買いしてしまいそうだ。
同業者なのでやはり気になるが・・・
家賃、内装費、商品政策(MD)・・・すべてが違いすぎるので
別業種と考えた方が良さそうだ。どうゆう損益モデルなのだろう。
2フロアでセルフレジ2台だけ、有人レジは飲食スペースのレジを
兼任か・・・人件費は安そうだな。