Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

恒例 牡丹燈籠(志の輔らくご)

1年振りの下北沢本多劇場恒例 牡丹燈籠

今回は「志の輔らくご」初体験の友人がいるので感想が楽しみだ。

席はG列19番、かつ本多劇場なので非常に見やすい席だ。

 

前半部分は例のパネルが変わったせいか、昨年と少し雰囲気が

違い分かりやすくなったように感じた。

そして仲入り後~エンディング。・・・素晴らしかった。

 

毎年のことだが、志の輔氏師匠の話術、プロデュース・演出力には

感嘆する。そして、この「恐ろしくも、悲しく切ない」壮大な人間模様を

生み出した三遊亭圓朝に大いなるリスペクトを抱いた。

 

 

 

私の感想はこれぐらいで、初めて友人の興味深い感想は?

(「志の輔らくご」は始めてだが、落語会には何回も行った経験あり)

 

・私が知っていた牡丹燈籠は、物語のほんの一部分だったのか・・・

・登場人物、人間関係が覚えきれない

・落語という概念が、音をたてて崩れた。一体らくごって・・・

 

ふむふむ、まさに志の輔師匠の意図するねらいそのものの反応だ。

思わずほくそ笑んでしまった。

この日は時間が無かったので、あまり深い感想まで聞けなかったので

改めて感想の時間をとってもらおう・・・

いつのまにか、私も「志の輔らくご」の伝道師となっている。

 

 

「恒例 牡丹燈籠」で忘れてはいけないのが、

エンディングの 憂歌団「胸が痛い」

この曲がかかると、見ている私も、悲しい物語に胸が痛い。

 

改めて「胸が痛い」(作詞:康珍化)の歌詞を読んで、

物語と歌詞のシンクロを考える・・・この歌詞は

萩原新三郎なのか、お露なのか、孝助なのか?

はたまた毒婦「お国」、母親「おりえ」、「伴蔵」「おみね」か?

壮大な物語を締めくくるにはピッタリの選曲だと。改めて感じる。

 

 

youtu.be

 

久々の下北沢。井の頭線の高架下に出来た「みかん」に

初めて行ってみた。TSUTAYA BOOK STOREはいい店だ。何より選書がいい。

1時間いれば相当本を衝動買いしてしまいそうだ。

 

同業者なのでやはり気になるが・・・

家賃、内装費、商品政策(MD)・・・すべてが違いすぎるので

別業種と考えた方が良さそうだ。どうゆう損益モデルなのだろう。

2フロアでセルフレジ2台だけ、有人レジは飲食スペースのレジを

兼任か・・・人件費は安そうだな。