檜枝岐村はいい所だ。
宿から歩いて2分の場所にある公営温泉「燧の湯」(ひうちのゆ)。
これがまたいい温泉でだった。
すべて源泉かけ流し、ほのかな硫黄の匂いが漂う露天風呂は、
檜枝岐川、船岐川を見下ろせて、箱根高級旅館の佇まい。
非常に気分がいい。
暫は湯に浸かり、涼むを繰り返した。
湯上りでサッパリし宿に戻り。夕食前に缶ビールで一杯。
至福の時間だ。その時、旅館のご主人が
「ちょうど、これからテレビで檜枝岐村の釣りの番組やりますよ」
と教えてくれた。なんという偶然ほろ酔いで番組を見る。
福島中央テレビ「つるの&照英 夏のふくしまキセキの渓流」
道の駅、イワナ、はっとう、船岐川・・・さっき行った場所が
テレビから流れてくる・・・う~んなんというタイミングだ。
夕食はあまりに美味しかったので、次回別途に書きます。
夕食の頃から激しい雨が降ってきた。
明日の釣りはどうするか、思案の時。
思案している間も、雨は強くなるばかり・・・
決断した。明日の釣りは止め。宿の朝食を食べて帰りは
奥只見湖を抜けて新潟県の小出に抜けて関越道で
帰ろうということにした。この決断が大成功だった。
翌朝は6:00から「燧の湯」で朝風呂。 戻ってから朝食。
この朝食がメチャメチャ美味かった!
「きのこご飯」は絶品!何杯でも食べられる。
お櫃一杯のきのこご飯は、ありがたいことに残った分は、
おにぎりとして持ち帰れる。(もちろん昼食用に持ち帰る)
「きのこご飯」
「きのこご飯」の他にも、
みそ汁、サラダ、鮎の甘露煮、たくわん・・・
すべてが美味く、朝から幸せな気分になった。
朝食後、早めに(9時)宿を出て奥只見方面に向かう。
檜枝岐村から新潟へと抜ける国道352号をひたすら走る。
この道がかなりハードな山道だった。
永遠に続くかと思われるワインディングロード。
おまけに雨と霧で視界不良・・・疲れる。
ワインディングロードをひたすら走ると、
深い深い山奥に突然巨大な湖が現れる。それが奥只見湖だった。
神秘な湖は巨大イワナが住むに相応しい雰囲気を漂わす。
湖に注ぐ沢の周辺には、釣り客と思われる車が停まっていた。
ここも是非釣りたい場所だ。
なんとか山道を走り続け、奥只見湖の桟橋に到着。
ここからは奥只見シルバーライン。
これがまたすごい道だった。
もともとダム工事用の資材運搬用の道路で全22.6Kmの8割がトンネル。
そのトンネルも岩肌むき出しで、まるで炭鉱の中を走っているようだった。
うす暗いトンネルが対面交通だったのも怖かった。
新潟県小出に出るとそこは豪雨。
豪雨で視界が効かない関越道を東京方面に向かう、
関越トンネルを抜けると関東は快晴だった。上越国境の不思議だった。
赤城高原SAで昼食、民宿松源の「きのこご飯」が美味い。
15時前には帰宅。あ~あ、また檜枝岐村に行きたいな~。
(すぐに檜枝岐村ロス)になった。