釣行二日目。
朝四時起きで四時半出発。今日は土曜日なので釣れるポイントの
争奪戦が一段と激しくなる。早く言ってポイントを確保する。
「早起きは三文の徳」という諺は釣りでは顕在。
案の定、我々がFM川のポイントについて20分後に、別の釣り客が到着。
我々の姿を見て別のポイントに移っていった。
「先客のいるポイントには入らない」これは渓流釣りの不文律。
今日は頑張って今まで行けなかった上流の大堰堤まで
登ってみる。途中、激流を渡り、岩肌をぬい、崖をよじ登る。
腰の悪い私には不安だったが、なんとか登り切った。
そこは別世界だった。
急に開けた空間にそそり立つ大堰堤。水しぶきが寒い。
大物への期待が高まる。釣果は24cmと22cmイワナ。
(昨日、IYさんが28cm釣っちゃたからな・・・)
朝一番の釣りを終え、羽鳥湖畔で朝食を食べるべく移動の途中で
昨日のテレビニュース(福島ローカル)で、
設けられていると報道していた。ここには新国王のチャールズ三世
も皇太子時代に来て植樹を行ったそうだ。
これは記帳に行くしかない。
森の中を走ると西洋風の鉄門が姿を現す。「これは入っていいの?」
ちょっと別世界の雰囲気が漂っている。門を入るとその雰囲気は
一層凄くなった。霧が漂う道路の両側に英國国旗ユニオンジャックが
間隔で永遠と続く・・・・その森を抜けると、まるでハリーポッターの
魔法魔術学校のような石造りの建物群が現れた。
ウェダー(釣り用ゴム長)姿の三人は、さすがにこれはヤバイ・・
と悟り、早々にUターンして逃げ帰ってくる。
各自心の中でエリザベス女王の追悼を祈った。
朝食後はK沢で今シーズン最後の渓流釣り。
通称「お墓裏」と呼ばれているポイントは、爆釣とまではいかないが
投げ入れればすぐにアタリが来る。いい型のイワナが三匹釣れる。
26cm、24cm、20cm。サイズもいいが体高も色もいい。
楽しく有終の美を飾ることができた。
最後は白河に出て天ぷら蕎麦を食べて
東北道を帰路に就く。
今シーズンはなんと言ってもFM川ポイントの発見と
檜枝岐村遠征・・・よかったな~また行きたいな。
シーズン終了か・・・寂しいな・・・春まで長いな~。