Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

立川志の輔一門 ふきよせの会

直前までラジオでチケットの広告が流れていたので、

お客さんの入を心配していたが、何の事はない。

平日の昼間に、キャパ2000人のホールがほぼ満員だった。

さすが「立川志の輔」!

 

 

立川志の輔 一門会 ふきよせの会」

会場は三軒茶屋の「昭和女子大学人見記念講堂」。キャパ 2,070人。

志の輔師匠を含め、一門9人がまるまる三時間たっぷりと

高座を聞かせてくれる。

この三時間全部落語という落語会も・・・なかなか無い。

(いや絶対ない)

 

そして実際は、三時間をゆうにオーバーしていた(笑)。

 

 

一門はさすが志の輔師匠に鍛えられているだけあり、皆うまい。

中でも「志の八」「志の晴」「晴の輔」さんの真打勢は、

やはり一味も二味も違う笑いだった。

他には「志の麿」さんの新作落語「課長のご難」が面白かった。

 

2時間強、落語8席を聞いて、こちらもかなりへとへと

になったところで二回目の仲入り。

そしていよいよ志の輔師匠の登場となった。

 


志の輔師匠は登場するや

皆さんご存じのことと思いますが、私が彼らの師匠です。

と言って会場は大爆笑。

落語8席聞いて まだ聞きたいですか?

皆さんもお疲れと思いますが、私も袖のモニターで弟子の落語を

一生懸命聞いてチェックしてるんです。たか疲労は私も一緒です。

ここからは皆さんと私の根競べですよ。

 

マクラでたっぷりと笑いを取った後に

「ねずみ」を一席。

 

真打の弟子たちのレベルも高かったが、

弟子達に格の違いを見せつける素晴らしい落語だった。

あんなに沈黙で語ることのできる噺家は、他にいない。

志の輔師匠はやはり唯一無二の存在だ

 

 

いい落語を聞くと、帰り道の足も軽い。

・・・本当に三時間やるんだね(笑)。