Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

笑福亭鶴瓶 落語会

笑福亭鶴瓶の落語会に行く。

トークライブ「鶴瓶噺」に行ったことはあるが、

落語の独演会は初体験。

 

なんだろう?「志の輔らくご in PARCO」に

似ていると思った。志の輔さんと鶴瓶さんは落語も

芸風もトークも全然別物なのだが、お客さんを

全力で楽しませる祝祭空間をつくる・・・という

スタンスが同じなので似ていると感じたのだ。

 

 

(演目)

鶴瓶
・妾馬
・死神

 

冒頭の1時間弱は、洋服でフリートーク

日常に起こったことを面白おかしく語り、客をイジリ倒す。

これぞ鶴瓶の真骨頂!客は大爆笑。このあたりは

サンドウィッチマンがそのまま継承している。

 

そして着物に着替えて一席目「妾馬」。

いつも聞いている志の輔師匠の「八五郎出世」(妾馬の別題)

に比べると粗い(笑)。というか志の輔師匠が繊細で丁寧に

演じているのでそう感じてしまうが、一般的にはこうなんだろうな。

仲入り後の死神も同様だった。

 

でもこれが悪いわけではなく、鶴瓶さんの語りと相まって

魅力的な味が出ていた。

 

 

 

最後は、鶴瓶さんと4人(三味線2人、笛、鼓)が登場し

追い出し三味線」を演奏。規制退場で最後の一人が

出ていくまで演奏が続いた。

こうゆう「おもてなし」が非常に嬉しい。

いい気分で会場を後にした。

 

やはり笑福亭鶴瓶・・只者ではない。

 

会場には鶴瓶清野菜名のポスターが。

二人がテレビCMに出演している「キュウリのキューちゃん

東海漬物)のポスターだ。客席に置いてあるチラシの

手提げ袋には「キューちゃん」がお土産で入っていた。

 

どこまでもお客さんを楽しませる姿勢が貫かれている

笑福亭鶴瓶独演会」だった。