Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

憚りながら 後藤忠政

初めて後藤組の名前を聞いたのは、

”八王子事件”の時だったと思う。

 (1990年八王子で起こった五代目山口組と二率会の暴力団抗争事件)


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%8E%8B%E5%AD%90%E4%BA%8B%E4%BB%B6


当時私は荻窪に住んでいて、実家のことを心配をしていた記憶がある。


八王子事件の時に、山口組の先頭に立っていたのが後藤組

映画「ミンボーの女」に端を発する伊丹十三襲撃事件や、

一和会との抗争で一和会長宅にダイナマイトを持参しダンプで突入したり、

山口組を除籍処分、組長が引退後に出家するなど、後藤組の名は有名だ。


その後藤組長(得度名:忠叡)が宝島社から本を出し売れている。


憚(はばか)りながら

憚(はばか)りながら


一気に読了した。

内容の客観的な評価は分かれるだろうけれど、

”筋を通して生きる”という点が、単純だが気持ちよかった。


男ってのは、任侠に一種の憧れがあるのだろうか?

今の世の中いかに”筋を通す”ということが

難しいかの裏返しだろうか?。


先日友人と政治家、企業経営者のリーダーシップという話をしていた。

そのヒントが少し垣間見えた本であった。