演劇(芝居)
久々に新聞の書評欄でビビビとくる本が載った。 「日本新劇全史 第三巻 昭和四十一年~昭和六十四年」 白水社 41,800円 これは高いけどメチャメチャ欲しい本。 どこかの図書館で現物を見て最終的に買うか決めたい。 やはり中身は見ないと。 ここでいう「新劇…
友人のTさんに誘われて明治座へ。 中川大志座長公演(?)「歌妖曲~中川大志之丞変化」を観た! 経緯はいろいろあって話せないが、平日の明治座、それも17:00 開演と言うなかなか行きづらい時間帯だ。 若干24歳。鎌倉殿の13人で「坂東武士の鑑」畠山重忠を…
9/6 TBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」の冒頭で 太田光は約40分にわたり8/20に放送されたNHK-BS1 最後の講義「俳優 柄本明」のことを熱く語った。 本来はスペシャルウイーク(聴取率調査週間)の番組にも関わらず かなりディープに番組、柄本明、演劇、テレビ…
オリビア・ニュートン=ジョンさんの訃報が流れる。 洋楽に目覚めた中学生の頃から聞いていたアーティストだ。 この人のイメージは、時代によって大きく変わった。 初期は「カントリーロード」「そよ風の誘惑」など カントリー系の素朴さが売りだった。それ…
「頼朝が生きている時代はプロローグにすぎない」 と放送開始当初に三谷幸喜は語っていた。 まさにその通りに頼朝の死後、梶原景時(中村獅童)が粛清され、 今週は頼朝の実弟「阿野全成(新納慎也)」が処刑された。 阿野全成の最期は見事なシーンだった。 …
「生誕100年 朝倉摂展」を見に行って、学生時代に 高くて買えずに、大学近くの渋谷図書館で借りまくっていた 「朝倉摂のステージ・ワーク」を買いたくなった。 1981年 PARCO出版 3800円。 当然、品切で今は流通していない。 こうゆう本を探す場合、昔は古本…
出版業界では有名な荻窪の「寄港地」に初めてお邪魔した。 マスターはKADOKAWA(角川書店)OBのEさん。 Eさんは大学の先輩でもあり、高校の先輩でもあった。 FaceBook友達の多くもこの店の常連で、私が行ったことない というのが周りから見れば不思議がられ…
ようやく葉山の「朝倉摂展」に行くことができた。 行けたのは土曜日。まともに行ったら湘南・鎌倉の大渋滞に 巻き込まれるので、早朝7時過ぎに家を出て圏央道を大船まで 飛ばし鎌倉経由で葉山に9時に到着。 開場まで30分あるので葉山の海岸を散歩する。 天気…
「ハロー ハロー ハロー ♪」 38年ぶりに花園神社にフィル・オクスの「No More Songs」 が流れた。唐組公演「おちょこの傘持つメリーポピンズ」 のオープニング・・・38年前と全く変わらない。 元々思い入れのある作品。 芝居もよかった。久保井研演じる「お…
唐組の2022年春の演目が 「おちょこの傘持つメリー・ポピンズ」。 この作品は私にとっても思い入れがある・・5年ぶりに 唐組のチケットを購入した。(テントは腰痛につらいので このところ遠慮していた) その間、唐組の公演演目は 「吸血姫」「黄金バット」…
コロナ陽性から5週間ぶりにナイツの塙と土屋が揃った 「ナイツのちゃきちゃき大放送」(TBSラジオ)。ゲストが 「捜査一課長」(テレビ朝日)で塙さんと共演している本田博太郎さん。 笹川刑事部長役のお茶目な演技とは裏腹に、硬派な演劇論を展開した。 な…
2年ぶりのカンニング竹山単独ライブ「放送禁止」。 会場は竹山さん悲願の中野サンプラザ。 毎度のことながら「放送禁止ライブ」は、開演前に竹山さんと 観客が、内容を口外しない約束を結ぶ、なので内容は書かない。 う ~~~~~~~~~~~~~~~~~…
アフガニスタンでタリバンが勝利宣言。 米軍が撤退してからあっという間のことだった。 アフガニスタンという部族国家にあっては、米軍という後ろ盾の ない中央政権には、何の未練もないということなのだろう。 9.11後の介入から20年。莫大な犠牲と戦費、援…
「アングラの女王」という見出しで李麗仙さんの訃報が流れた。 はじめて李さんを見たのは、大河ドラマ「黄金の日日」(1978)だった。 唐十郎、李麗仙、根津甚八の状況劇場組は、日曜八時のドラマには 子ども心にも異質に映った。 1982年。大学に入学した途…
コロナ禍で多くの国民が我慢をしいられていても、 反対意見が過半数をゆうに超えても。一部の為政者は オリンピックに向けて突っ走っている。 昨日は東京パラリンピックの式典で市川海老蔵が 三番叟(さんばそう)を舞っていた。 三番叟とは、能の翁で千歳、…
清水邦夫さんに続き、若松武史さんの訃報が・・・ やはり芝居に熱中してた頃に、大いなる刺激を受けた役者だった。 最初にを観たのは、「奴婢訓」だったか「レミング(壁抜け男)」 だったか記憶が定かではないが、強烈な存在感と色気に驚いたのを 覚えてい…
清水邦夫さんの訃報が流れた。 80年代から90年代、演劇にのめり込んでいた頃に 体感した演劇人だった。 清水邦夫作・蜷川幸雄演出の「タンゴ・冬の終わりに」 のオープニングが鮮烈だった。暗転が明けて圧倒的な迫力で 迫る群衆シーン。先輩のMSさんもその中…
2/16のNHK「アナザーストーリー運命の分岐点」 「越境する紅テント~唐十郎の大冒険~」 見ながら大興奮! まさか小林薫と根津甚八の状況劇場時代の映像が見れるとは・・・ 久保井研も渋い! 登場人物も凄かった。 麿赤児、大久保鷹、不破万作、小林薫、篠原…
「志の輔PARCO」「昇太オレスタイル」に行けなかったので 今年初めての劇場は、 2月13日の高田文夫先生プロデュース 「よみがえる明治座東京喜劇&ビバリー昼ズ寄席」。 今日は「志の輔師匠」と「爆笑問題(後述)」がお目当てなので 11時からの昼の部と16時…
高田文夫先生渾身のプロデュース公演。 「よみがえる明治座東京喜劇 こちとら大奥だぜ」がコロナ禍の中で 1月29日に無事に開幕した。 今回の公演は、高田先生が敬愛する「三木のり平」さんが長年喜劇を演じて きた明治座で、「のり平」さんの東京喜劇を宅間…
恥ずかしながら「いだてん」以外の宮藤官九郎のドラマを 観るのは初めてだ。「池袋ウエストゲートパーク」も 「木更津キャッツアイ」「タイガー&ドラゴン」も観ていない。 あの「あまちゃん」の大波にもあらわれなかった。 そのくせ、宮藤官九郎は、演劇、…
このページだけが読みたくて週刊ポストを買いに行く。 いつも週刊誌はdマガジンを利用しタブレットで読んでいるが、 高田先生の連載はネット配信に載らないので・・・。 この辺は活字を愛する高田先生のポリシーなのだろう。 読みたかった内容は、いよいよ…
大学で芝居を始めた時、H.K先輩から 「黒沢明の作品は観とけよ」といわれ、名画座でかなり観たものだ。 その中でも「生きる」は特別な思いのある作品。 それを、やはりデビュー時から見続けていた宮本亜門が演出する。 もう観るしかないだろう!(値段は高い…
かっての青山ブックセンターやヴィレッジ・ヴァンガードの ように、商品でインスパイヤを受ける書店が少なくなった・・・ (最近のお気に入りは東京堂書店神田神保町店)。 今日ふらと寄った書店は、久々にインスパイヤできて嬉しかった。 その書店は「HMV&…
これも動画配信を観た。 「東京ポッド許可局 ジャパンツアー2020」 9/19(土)の大坂公演の内容がアーカイブで9/26(土)の 24:00まで視聴可能だったのでのんびりと観れた。 さすが3人の局員(マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ) ともに面白かっ…
今年のカンニング竹山「放送禁止」はコロナ禍の影響で オンライン配信での開催となった。 タブレットの画面でも、その熱量が伝わってくる凄いライブだった。 終わってからも感動の内容がジワジワと脳の中から溢れてくる。 この興奮を人に言いたい!ブログに…
別役実さんの訃報がと飛び込んできた。 「サミュエル・ベケットの影響を受け、 日本の不条理演劇を確立した第一人者である。」 とニュースでは称されていた。 学生時代には、別役さんの芝居をよく観に行った。 「マッチ売りの少女」「不思議の国のアリス」 …
少女仮面・・・ やはり紅テントで観た印象が強烈に残っている。 唐さんの芝居を劇場で観るのも、それはそれで なかなか難しい。自分の体調も悪いかったし・・ シアタートラムには初めて行った。 世田谷パブリックシアター脇、東急世田谷線三軒茶屋駅の隣、 …
1月13日の成人式。 まだ成人式は15日という感覚が残るが、第二月曜日に 変わったのは1999年。もう20年たつのだ。 還暦の先輩がfacebookで自分の成人式の記憶を紐解いて いたので、真似をして30数年前の記憶を漁ってみる。 198*年1月15日。快晴。 当時の私は…
ラジオで若村麻由美さんが自分の舞台を告知をしていた。 それがなんと「少女仮面」(唐十郎)だというから驚いた。 あの状況劇場の名作が帰ってくる! 演出は杉原邦生。伝説の大スター春日野八千代に若村麻由美。 地下の喫茶店「肉体」にやってくる少女貝は…