最後の講義「俳優 柄本明」のことを熱く語った。
本来はスペシャルウイーク(聴取率調査週間)の番組にも関わらず
かなりディープに番組、柄本明、演劇、テレビについて
太田光が一方的に語った。太田はこの番組を見て号泣したそうだ。
私も太田の語りを二度聞き返した。
この番組は一度も見たことがない。
「各界の第一人者が人生最後の覚悟でメッセージを贈る”最後の講義”」
以下、まだ番組を見ていないので、太田の話を聞いて書く
講義は、柄本明が、10代、20代、30代から中高年までの演劇人と
4時間向き合い、自らの哲学、思いをぶつける。
「なんでそこで動けるの?」「なんでそこで話し出したの?」
「なんで?」「なんで?」「なんで?」・・・「なんで?」
演技の根本理由をとことん質問攻めにする・・・。
番組は見ていなくても、太田光の言葉で、
その場面想像するだけで背筋がぞっとする。
「人を演じるんだよ!?・・・考えて考えて考え抜くんだよ!」
「テレビばっかり見てるからバカになるんだよ、何も考えなくなるんだよ」
連発される「なんで?」の問いに
明快な正解はない。
「待ってても、ゴドーは来ないよ」
でも一生懸命、ゴドーを待つんだよ。
多くのことを感じ、いろいろと考える。そして上記のようなことを感じた。
重ねて言うが、まだ番組自体を私は見ていない。
これを見るには、かなりの覚悟が必要だと思うからだ。
でも、この番組は必ず見る。