Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

柄本明 最後の授業

9/6 TBSラジオ爆笑問題カーボーイ」の冒頭で

太田光は約40分にわたり8/20に放送されたNHK-BS1

最後の講義「俳優 柄本明」のことを熱く語った。

 

本来はスペシャルウイーク(聴取率調査週間)の番組にも関わらず

かなりディープに番組、柄本明、演劇、テレビについて

太田光が一方的に語った。太田はこの番組を見て号泣したそうだ。

私も太田の語りを二度聞き返した。

 

 

この番組は一度も見たことがない。

各界の第一人者が人生最後の覚悟でメッセージを贈る”最後の講義”

以下、まだ番組を見ていないので、太田の話を聞いて書く

 

講義は、柄本明が、10代、20代、30代から中高年までの演劇人と

4時間向き合い、自らの哲学、思いをぶつける。

 

「なんでそこで動けるの?」「なんでそこで話し出したの?」

「なんで?」「なんで?」「なんで?」・・・「なんで?」

 演技の根本理由をとことん質問攻めにする・・・。

 

番組は見ていなくても、太田光の言葉で、

その場面想像するだけで背筋がぞっとする。

「人を演じるんだよ!?・・・考えて考えて考え抜くんだよ!」

「テレビばっかり見てるからバカになるんだよ、何も考えなくなるんだよ」

 

連発される「なんで?」の問いに

明快な正解はない。

 

「待ってても、ゴドーは来ないよ」

 でも一生懸命、ゴドーを待つんだよ。

 

太田光経由で「柄本明 最後の講義」の内容を聞いただけでも

多くのことを感じ、いろいろと考える。そして上記のようなことを感じた。

重ねて言うが、まだ番組自体を私は見ていない。

これを見るには、かなりの覚悟が必要だと思うからだ。

でも、この番組は必ず見る。