「生誕100年 朝倉摂展」を見に行って、学生時代に
高くて買えずに、大学近くの渋谷図書館で借りまくっていた
「朝倉摂のステージ・ワーク」を買いたくなった。
1981年 PARCO出版 3800円。
当然、品切で今は流通していない。
こうゆう本を探す場合、昔は古本屋を探すしかなかった。
演劇や芸術系の大判を扱っている古書店に目星をつけて
とにかく足で探す。まずは神保町・・これしか方法がなかった。
瞬く間に「朝倉節のステージ・ワーク」の年代別3冊を購入できた。
値段は1冊を除いて数百円。安い。決して美本ではなかったが、
入手できただけで満足だ。
朝倉摂の美しい舞台装置を眺められるだけで満足。
マーケットプレイス様様だ。
朝倉摂のステージ・ワーク (Parco view (16))
中に私が最も好きな朝倉摂さんの舞台装置
「黒いチューリップ」があった。
「黒いチューリップ」唐十郎・作、蜷川幸雄・演出、朝倉摂・美術
1985年 西武劇場
暗闇に間眩しく光る無数のパチンコ台。その上を飛び移りつつ吠える俳優。
その下を蠢く大勢の群衆。度肝を抜かれた舞台だった。
「マーケットプレイス」「i-Pad」「Radiko」の3つは、
私の生活を大きく便利に変えてくれた。
この3つを考えた人にはノーベル賞を上げたいくらいだ。
私も一時期ネットビジネスの企画をやっていたが、
マーケットプレイスの発想は、リアル販売の思想だけでは絶対に生まれない、
ネットネイティブでないとこの発想を実現できないし、形にできない。
「ジェフ・ベソス 発明と急成長をくりかえすアマゾンをいかに生み育てたのか」
(日経BP)の中も一章を使って「マーケットプレイス」が語られている。
マーケットプレイスは、利便の享受だけでなく、
簡単に利便の提供者になれて、対価を得ることができる。