Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

Last Days 坂本龍一 最期の日々(NHK)

4月7日放送。

衝撃の内容だった。

 

人はこうして死んでいくんだ。

孤独、精神的・肉体的な苦しみ・痛み。悲しみ、別れ、動揺、妄想・・・

本音を綴ったノートが非常に生々しい。

教授「坂本龍一」が「死」を赤裸々に身をもって語ってくれた。

 

「生」というもの「死」というもの・・・

普通に生活している時はなかなか考えることが難しい。

考え始めた時は、カウントダウンなのか・・・。

人は楽には死ねない様だ。恐ろしい。

 

死の2時間前・・教授の右手が動いた。

あきらかにピアノを弾いている。

闘病中の教授は「音楽だけが正気を保つ唯一の方法かもしれない」

と語っていた。

 

非常に考えさせられる番組だった。 合掌。

 

 

 

定点写真で見る東京今昔

 

こうゆう東京の街角の新旧比較本って好きなんだよね~。

本書は以前にも購入した光文社新書なので内容は折り紙付き。

サブタイトル「破壊と創造の首都比較」とあるように

関東大震災の写真をふんだんに収録している。

 

東京は、明治維新武家屋敷の崩壊)、関東大震災、第二次大戦(空襲)

と3つの大きな破壊と創造を経験している。(もう一つ入れると

1964年東京オリンピック時の大改造)

それだけに街並みの変化はドラスティックで興味深い。

 

私が一番好きなのは、幕末の写真に残る江戸の姿。

是非AIで白黒写真を完璧な色彩で再現して欲しい。

 

 

Xにも同じような面白いサイトがある。

 

「ちょっと昔の日本の景色bot

昭和末期〜平成初期の日本の何気ない風景、日常を画像投稿します。

 

1980年代、90年代、2000年代の何気ない街並みを見るのが楽しいです。

自分の中では「ちょっと昔」ではなく

これ、昨日でしょ」「えっ?今はこうじゃないの」的な感覚です。

歳をとるのは嫌ですね~(笑)。

 

(「ちょっと昔の日本の景色bot」より)

 

 2011年に消滅してた

 私の知っている渋谷

 私もバブルに踊った

 

映画「オッペンハイマー」

一言で言うとムズイ映画だった。

オッペンハイマーの生い立ち」「マンハッタン計画

赤狩りオッペンハイマー事件)」の3つプロットが

パラレル(平行)し、切り替わりながら映画が進行する。

それだけでも理解に必死なのに・・・。

 

各々のプロットも単純な内容ではない。

登場人物、因果関係を理解するのに脳みそがフル回転だ。

なので楽しめたという感じではなく、宿題を沢山もらったような

感じで映画館を出た。(原爆と水爆、核分裂核融合マンハッタン計画・・)

 

 

鑑賞後、オッペンハイマー特集のニューズウイークを片手に

食事をしながら感想を語り合う。

被爆国日本人としての忸怩たる思いが真っ先にある。

 

そして、アカデミー賞7冠・・・

扱う内容が非常に難しいものなので、あえてこうゆう表現構成と

する意図だったのだろうか? 正直、一度見ただけではそのレベルまでの

理解は難しかった。しばらくしたらまた観てみるか。

 

 

映画館のロビーには放射能で生まれたゴジラ

精巧な人形が置かれていたのは、皮肉なのだろうか。

(いや、東宝=有楽町なのだから・・当たり前だ

 ゴジラ-2.0は文句なく面白かった)

 

 

那須さん復帰 ラヴィット

4月8日のラヴィットでなすなかにし

那須さんが脳梗塞で倒れて以来4カ月ぶりに番組に復帰した。

 

この日、復帰した那須さんをメンバー全員が立ち上がり拍手で

迎えた。那須さんは必死に涙をこらえていた。

MCの川島は、那須さんに歩みより

 

「よう帰ってきた!」

と言って、力いっぱいにがっしりと抱き合った。

必死に耐えていた那須さんの眼に涙が溢れた。

 

朝から感動的なシーンを見せられた。

ラビットメンバーの絆の強さを垣間見せられた。

これだからラヴィットはやめられない。

ただのバラエティではない、何かを持っている番組だ。

 

 

 

立川晴の輔(笑点新メンバー)

笑点の新メンバーは志の輔師匠の一番弟子

立川晴の輔」さんに決まった。

正直、私の予想ランキングの中には無かった。

テレビを見ていて下手から、晴の輔さんが登場した時には

失礼ながらかなり驚いた。

 

ついに笑点メンバーに立川流が入ったか・・・

これも笑点の歴史を振り返るとなかなかに感慨深い。

 

なんだかんだ言っても「笑点メンバー」になったのだから

M-1で優勝したようなものだ。晴の輔さんも人生変わるね・・

絶対に売れるね。よかったよかった。

 

しかし、M-1優勝者がすべて売れ続けているかというと

そんなことはない。生き残るための競争が待っているのだ。

厳しい師匠志の輔さんに鍛えられているのだから

地肩は強いはず。これからの活躍が楽しみだ。

 


日曜の笑点で発表の翌日の「ラジオビバリー昼ズ」に

生出演して高田先生に挨拶をするあたりは、流石だった。