4月に移転した下北沢の「本屋B&B」に行ってみた。
場所は下北沢駅西口から直線で200mほどいったところ。
地下化した小田急線の線路跡を再開発した新しい商店街
「BONUS TRACK」の中にあった。
周辺は住宅地。下北沢の商店街からも外れており、
下北沢駅至近にあった旧店舗から、なぜここに移転したのだろう?
と素朴な疑問がわく。
しかし、疑問はすぐに解けた。
BONUS TRACKは、小田急電鉄と内沼晋太郎さん(本屋B&B)と
小野裕之さん(下北沢街づくり会社散歩社)の2人がプロデューサーとなって
立上げ運営しているのだった・・・ 詳細はこちらのnoteを参照。
なるほど!そういうことだったのね。
線路後の細長い立地に、飲食、食料品、雑貨、本屋、イベントスペースが
14店並ぶ。カルチャー・ソーシャル・ローカルが商店街のコンセプトに
なっているようだ。
私が本屋B&B以外に気になった店は
・pianola records : 世界の音楽レコード/CD/カセット
・ADDA(アッダ):カレーと酒
・日記屋 月日:日記の専門店
・本を読める店 fuzkue :珈琲、食事、酒、最高の読書環境を
・発酵デパートメント:日本と世界の発酵調味料や漬物、酒
やはり本を切り口にした店が多くて嬉しい。どの店も
お洒落で面白い切り口だが、こじんまりと小さいので
店の中で長時間快適に・・という感じではないかな。
本屋B&Bはキーテナントだけあって、2Fの大きなスペースで営業。
初代、二代目の店舗よりスペースは大きい感じだ。
相変わらず興味深く、インスパイアされる品揃えだ。じっくりと時間を
かけて書棚を眺めてしまう。
じっくりと店内を眺めたが、今回は購入する本はなかった。
駅前商店街からは外れており、平日のお昼時ということもあり
人出はなかった。また施設が小規模なのでどうなのだろう?とも思うが・・
現在もBONUS TRACK前後の線路跡の開発が進んでおり、
それらが完成して連なれば、新たな下北沢商業集積ラインの一つとして
位置付けられうだ。
何より、「いい街にはいい本屋が必要だ」という出発点から
新たな街づくりというビジネスに果敢にチャレンジし続ける
内沼晋太郎さんに敬意を表する。