Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

遠い崖アーネスト・サトウ日記抄

連休なのですが親父が入院しているので、

遠出は出来ず、看病と読書の日々。


今日の朝日新聞の書評欄「ゼロ年代の50冊」

萩原延壽「遠い崖」(朝日文庫)が紹介されていた。


旅立ち 遠い崖1 アーネスト・サトウ日記抄 (朝日文庫 (は29-1))

旅立ち 遠い崖1 アーネスト・サトウ日記抄 (朝日文庫 (は29-1))


この本は幕末から明治のアーネスト・サトウ(幕末の英国公使館通訳からイギリス外交官、枢密顧問官)

の活躍を描いた超大作(全十四巻)。大佛次郎賞受賞。

1978年から1988年まで朝日新聞の夕刊に連載されており、

当時切り抜いて読んでいた記憶がある。


なぜか憶えている場面は、

大政奉還後に徳川慶喜が列強公使を大阪城に集め、

今後も従来通り大君(将軍)が外交の窓口となると宣言し、

各国公使の信頼を勝ち取ったことを知ったサトウが、

慶喜恐るべし、革命は急がねば!」

西郷隆盛に忠告するところ。



毎日夕刊を楽しみにしていた時期、

家の新聞が読売新聞に代わってしまった。

私は母親に怒った!

「なんで読売にするんだよ!。 俺連載小説読んでたんだぞ!」

「だった巨人戦のチケットくれたんだもん」


読売新聞の3ヶ月間は友人に頼んで夕刊を貰っていた。