碑文谷という地名は、東京にいてもあまり馴染みがない。
環七と目黒通りが交差する”柿の木坂陸橋”がある場所・・・
特に何が?という場所ではないのだが、何が有名かと言うと
「ダイエー碑文谷店」なのだ。
ダイエー碑文谷店は売上、利益ともにチェーンの中でもトップクラスで、
東戸塚店、甲子園店、ショッパーズ福岡店とともに旗艦店舗に位置付られる。
テレビなどメディアの露出機会の多い店舗だ。周辺は高級住宅地かつ、芸能人御用達ゾーン。
「日本で最も芸能人を見かけるスーパー」らしい。
昔から疑問だった。
「駅前でもない、住宅街の街道沿いに巨大なダイエーがあるのか?」
その謎がやっとわかった。
この土地はサンウェーブ(システムキッチン・流し台)の工場があった。
サンウェーブ倒産(1964年)後、昭和の買収王”横井英樹が率いる横井産業が200レーン
の日本最大級のボウリング場(トーヨーボール)を作る予定だった。
しかし建設途中でボウリングブームが下火になり、困った横井英樹は建設を中止し、関西で急成長を遂げ、
東京での旗艦店を探していた”ダイエー”中内功に賃貸することとなった。
ダイエー碑文谷店のエスカレーターやエレベーターの位置、天井の形状や高さを良く見ると
もともとボウリング場の建築物だったことが実感できるそうだ。
へぇ〜!