さすがに売れている本だけあって非常に読みやすい。
どれだけ読みやすいかというと、大病院の待ち時間
(診療、会計、薬局)の間で、本書の8割が読了できた。
かといって中身がチープかというと、全くそんなことはなく
胸に刺さること内容ばかり。それが平易に羅列してある。
病院の待合で「ああ、ポストイットがあれば・・」「ラインマーカー
を持ってくれば・・」とどれだけ後悔したことか。
読んで真っ先に感じたのは、安住さんの強烈なアッパー志向と
それを裏支する彼の膨大な準備作業。やはり只者じゃない。
二人の共著になっているが、
「安住紳一郎のビジネス虎の巻 入門編」ともいうべき内容で、
それに斎藤孝先生が学問的な裏付け絶妙な合いの手として
入れている。まさに「この師(齋藤孝)ににして安住紳一郎アリ」
(バックボーンには明大在学時の斉藤先生の教職課程が・・)
本書で気になる言葉を書き連ねると
・話は15秒単位で組み立てるのが基本。
・自分の気持ちを言葉にしてきちんと伝える。
・お世辞は媚びるためのものではない。積極的に口に出す。
・勇気を出して「笑い」を取りに行く
・いいアウトプットのためにインプットに投資する。
・・・等々
当たり前だけど、なかなか思うようにできないことばかり、
あらためて活字にされると眼からウロコが落ちる。
TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」の聞き方も
すいぶん変わってくる。