Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

てるてる亭「志の輔のこころみ」

新潟の友人Kと富山で合流、てるてる亭で

立川志の輔独演会「志の輔のこころみ」を聞く。

時はGW真っ最中。東京駅の新幹線ホームは大混雑していた。

 

天気快晴。富山県に入ると左車窓に立山連峰が。

早めに着いたので富山地方鉄道に乗って近隣を巡る。

 


約一年ぶりの「てるてる亭」。

開演前にKさんと地元の常連さんと合流。

今日の演目な何かと予想する。

「過去のデータを見ると昨年の5月は、ハナコだな

 

前後の公演予定、過去の実績からの予想はかなり楽しく、

3人で盛り上がる。結局何が聞きたいかということで予測。

 

 

私の予測は「柳田格之進」。

5/17に公開される映画「碁盤斬り」(主演:草彅剛)の原作が

「柳田格之進」。なのでタイミング的にはこれではないか?

Kさんも同意見。よし久々の柳田格之進を期待しよう!

 

地元富山での公演。ホームグラウンドだけにマクラでは富山弁も交え、

会場は温かい反応と盛り上がりだ。

一席目は今年のPARCOでネタ下ろしをした「送別会」

 

さあ仲入後、何がかかるか?柳田格之進か? マクラがはじまった。

日本人の美徳、飛行機の天候調査・・「あらかじめ申しておきますが」

もうここまで聞けば、あの話なのは99%間違い無い。

あ~ 間違いであってくれ・・・と祈ったが、間違いは無かった。

 

昨年の5月に続き今年も「ハナコ」だった

 

 

 

 

毎回思うけれど、こんなにいい劇場(サイズ、シート)で

毎月志の輔さんの落語が聞ける富山県民が幸せだ。

そして、毎月富山で公演をしている志の輔さんも凄い。

 

「碁盤斬り」観に行こう。

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太田省一×水道橋博士「”いいとも!”とは何だったのか?」

 

本屋B&Bの配信イベント

太田省一×水道橋博士 いいとも!とは何だったのか?」を見る。

太田省一さんの新刊「笑っていいとも!とその時代」が、興味深かった

ので、そこに博士が加わってどんな化学反応が起きるのか・・・

非常に楽しみにしていた。

 

 

感想から言うと化学反応は無かった・・・。

博士がよくしゃべり、太田さんが頷きながら合いの手を入れ、

意見・感想を挟む。圧倒的に太田さんの発言が少なかった。

もっと太田さんの著書のことを聞きたかったのに・・・

 

途中から訳の分からないテレホンショッキングが始まり、

大部分の視聴者は、ぽか~んと取り残されたのではないか?

あれは何だったんだろう・・・。

 

 

 

一か所「なるほどそうなのか?」と思った箇所があった。

 

水道橋博士

いいとも増刊号って日曜日にやってましたよね。初代編集長が

嵐山光三郎さんです。番組の編集長って肩書きなんですね。

当時、東京には文化人サロン的なお笑いがあったんですよ。作家、編集者、

放送作家、出版社、ミュージシャン、演劇人・・・等々。そのグループが

お笑いの一方の最先端を牽引していた。具体的には、おもしろグループ、

赤塚不二夫糸井重里村松友視、篠原克之、情報センター出版局、等ですね。

メディアは雑誌の時代、編集者の時代だったんです。

その文化人サロン的お笑いは、吉本の東京進出(漫才ブーム)で

駆逐されましたね

一方で、その上澄み的カルチャー感に、浅草出身のビートたけし耐えられなかった。

 


私が学生時代にあこがれて出版に携わる仕事を志向したのも、

この文化人サロン的なお笑いと、その書籍、雑誌にあこがれて

いたからだだった。 ビックリハウス、宝島社、情報センター出版局

なんてその最たるものだった。

 

文化人サロン的お笑いの存在感が、いつの間にか消えたのは、

ネットの普及が原因かと思っていたが、言われてみれば漫才ブーム

吉本によって駆逐されていったというのは、年代的にも合点がいく。

博士の分析に目からウロコが落ちた。

 

太田省一さん、控えめで発言が少なかったけれど

その著書は興味深い内容ばかり。私もかなり蔵書している。

もっと話を聞きたかったな~。

 

松岡正剛が昔タモリの本を出していたのには驚いた。

 

 

衝撃の展開・・「上り坂」「下り坂」「まさか」

 

今日、社内ミーティングで神奈川の ●●●店I店長と話をしていたら、

I店長は、中学2年、3年の担任だったI先生のご長男だという

衝撃の事実が分かった!!!。

話しているうちに、もしやもしやと・・・興奮し確信を得た時には、

ため息が出た。

こんなことってあるんだ・・・と

 

今の会社に来て丸3年。I店長とは仕事の話はしていたが・・・

まさかまさかの展開に興奮がいまだに収まらない。

多感な時期に二年間も担任をして頂いたI先生を忘れるはずがない。

ましてや時代は「三年B組金八先生」の荒れていた時代。

 

夕方I店長が先生に連絡してくれ、近影を送ってくれた。

非常にお元気そうだった。「Makotsu」というニックネームとともに

私のことも憶えていてくれた。

いや~嬉しいな~。

 

I先生は私の父親(中学校の教諭)とも一緒に働いていたので、

父親も大変お世話になったようだ。先生は父親のこともよく覚えていてくれた。

多分ゴルフ仲間で、父親が楽しそうにゴルフに出かけていたのを憶えている。

 

 

 

人生には三つの坂がある。

「上り坂」と「下り坂」 そして「まさか」だ。

 

と言われるが、まさに今日がその「まさか」だったようだ。

まるで人生の伏線を回収しているような気分でもあった。

 

今の職場に来れたのも、ちょっとしたご縁。

I店長からI先生に繋がったのもご縁。

ご縁は大切にしないといけないな~。

 

 

 

「まさか」という坂が本当にあるのをご存じか?

渋谷公園通りからロフトの間を上る坂を「間坂(まさか)」という。

(1989年ロフトが一般公募で名前を募集して命名されたそうだ)

 

「間坂(まさか)」を知ったのは「志の輔PARCO 2023」での

一席目の演目「まさか」でだった。

 

志村けんの言葉 80

武蔵小金井の書店で面陳になっていた偉人・名人・達人の言葉シリーズ

 

リベラル社という名古屋の出版社のシリーズで、大谷翔平羽生結弦

岡本太郎ビートたけし羽生善治美輪明宏黒柳徹子佐藤愛子

瀬戸内寂聴樹木希林・・・という芸能人、芸術家、スポーツ選手から

稲盛和夫ジェフ・ベゾス渋沢栄一アドラードラッカー、という

ビジネス系まで・・・ありとあらゆるジャンルの人が単行本になっている。

正直、脈略が全く感じられない。

 

このシリーズ面陳で並べている書店もなかなか珍しい。

その中で一番私の目に留まったのは志村けんの言葉 80」

思わず手に取って中身をパラパラと見た。

 

 

なぜ私の目に留まったかというと、表紙のイラストが

他の表紙に比べて圧倒的に本人に似ていない。

志村けんというよりも、どう見ても

「レッツゴーよしまさ」だ。

 

 

 

パラパラ見たのだが、志村けんの言葉としてぴんと来ない。

 

「アイーン」「だっふんだ」

「なんだバカヤロー」

「そうですワタスガヘンなおじさんです」

我々の中に残っている志村けんの言葉はやっぱりこれだよな~

中でも最大の名言はこれだろう。

 

 だいじょうぶだぁ

 

この言葉がどれだけ多くの人々に

笑いと元気と勇気を与えてきたことか・・・

これぞ志村けんの言葉だよ。

 

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BSの「せまい番組」たち

 

サンドウィッチマンの伊達さんが街を

ブラブラ歩きながらコロッケを食べるだけの番組。

サンド伊達のコロッケあがってます」(BS-TBS)が

好評につき4月からレギュラー番組となった。

 

伊達さんは大喜びでラジオで宣伝しまくり、

BSーTBSの社長も定例記者会見で、この番組について語るなど

会社を上げて力を入れているようだ。

 

 

それにしても「吉田類の酒場放浪記」「町中華で飲ろうぜ」に始まり

コロッケ、サウナ、喫茶店、ビジネスホテル、立ち食いソバ、ビル(建築)・・

BSテレビには、非常にせまい=ニッチなテーマの番組が溢れている。

個人的には好きだからいいのだが、BSのビジネスモデルとして

考えた場合は・・・(余計なお世話だが)

 

 ずん喫茶

 

 ビジホ泊

 

 立ち食いそば

 

 ビルぶら!

 

せまい番組はオヤジ世代にはウケル。(私も含めて)

なので一定に視聴率は取れるだろが、

はたしてスポンサーがつくのだろうか?

 

また、このコンテンツの類はすでにネット(Youtube)に溢れている。

その方が制作コストは抑えられ=損益分岐点も低くなる。

今後はオヤジたちも世代的にネットが主流になるだろう。

そうなるとBSテレビって通販番組しか生き残れないんじゃないのか?

 

う~ん。どうなるんだろうか?