ナンバーのロンドン五輪特別編集号が発売された。
読みながら感動が蘇り、何度も目頭が熱くなる。
記録にも記憶にも残るオリンピックだった。
なでしこジャパン「不屈の女神たち」、全日本女子バレー「和の力で掴んだ勝利」、
卓球女子団体「未来への涙」、ニッポン競泳「27人、魂のリレー」
サッカーU-23「確かな手応えと遥かな道のり」、
フェンシング男子フルーレ団体「歴史を変えた決闘、1秒の奇跡」・・・
団体競技の印象が強い大会だった。
ロンドン大会の象徴といえば、やはり「なでしこジャパン」だろう。
本誌では「栄光へのキックオフ」というタイトルで
金子達仁が素晴らしいエッセイを寄せている。
Number (ナンバー) ロンドン五輪特別編集 2012年 8/24号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/08/17
- メディア: 雑誌
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
彼女たちは日本のサッカー史上初めて、日本人以外の人たちの心を揺り動かすことに成功した。
・・・・・ 中略 ・・・・・
日本人による、日本人のためのものでしかなかった日本サッカーは、あの日、
史上初めて世界から愛される存在となった。
クライフのオランダが、ジーコのブラジルが、バッジョのイタリアがそうだったように、
敗れてもなお人々の記憶に残る存在となった。こんなことをなし遂げた日本人を、わたしは知らない。
一つ。今回の準優勝によって、日本のスポーツは変わる。
すでに変わり始めていた現状を大きく変える決定打となる。
今日のメダリストの銀座パレードは50万人の人出と凄かったようだ。
素直に祝福したい気持ちは同じなのだが、報道ステーション(テレビ朝日)のように
パレード映像の後に、猪瀬直樹東京都副知事が出てきて、「パレードは、2020年東京五輪誘致の
世論盛り上がりに効果あります。」などと発言されると、石原慎太郎の顔が浮かんできて少々興ざめであった。