みうらじゅん マイ京都旅情

みうらじゅん（三浦淳）が生まれ、十八歳まで過ごした京都を

秘蔵写真とともに案内する極私的な京都ガイドブック。

タイトルは渚ゆう子の「京都慕情」（作曲：ベンチャーズ）より命名。

怪獣、仏像、拓郎、エロ、日活ロマンポルノ、ロック・・・

みうらじゅんのルーツのすべてがここにある。

非常によく出来ている本だ。　流石は新潮社。

マイ京都慕情

みうらじゅんは仏教系の男子校「東山高校」に通っていた。

文化系男子校、帰宅部特有のあり余るエネルギー、行き場のない彷徨感、

退廃した学生生活、年に一度の学園祭に懸ける期待・・・

私の高校時代（國學院久我山高校：当時男子校）とまるで同じ匂いだ。

このへんは、自伝的青春小説「色即ぜねれいしょん」に詳しい。

色即ぜねれいしょん (光文社文庫)

これがタイトルとなった　渚ゆう子の「京都慕情」

（はじめて聞いた）