Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

一ツ橋(小学館)の想い出

一ツ橋の小学館ビル取り壊しにともない、

人気漫画家がたちが別れを惜しんで落書き大会を・・・

これが連日、マスコミで取りあげられ大騒ぎに! 

小生も想い出が深い場所だけに寄ってみた。



小学館ビル1Fの応接ルームだったところに

藤子不二雄Aさんや浦沢直樹さん、島本和彦さんなど豪華メンバーが落書きをしている。

漫画家の先生方にとって想い出深く、そして愛されていたんだな〜。

残念ながら一般客は中に入って見ることはできなかった。

8月24日〜25日に一般公開決定



取次会社に勤める小生にとっても、小学館ビルには想い出が沢山ある。

様々な仕事でいろんな部署へ行き仕事をさせてもらった。

  ・こどもの本イベントの商品出品依頼

  ・ブックフェアへの商品提供依頼

  ・外販、大物企画商品の販売打ち合わせ

  ・常務のお伴で相賀社長訪問に同席

  ・オンデマンド印刷営業として各編集部訪問(入校、校正ほか) 等々・・・
 


特に印象に残っているのはオンデマンド印刷会社に出向していた時。

小学館さんからの発注は書籍(小説・ノンフィクション)のパイロット版。

刊行される書籍に先んじてマスコミ用、広告代理店用、テストマーケティング用に

小部数制作されるペーパーバック形式のもの。

表紙は1色で、著者紹介、あらすじ、宣伝コピーが印字されている。


パイロット版の制作はとにかく時間に追われる。

正式な刊行前の間隙をぬって制作する為、入校、校正、製本までの期間が極端に短い。

原稿取り、校正、校了原稿受け取り・・・ 

夜討ち朝駆け小学館ビルに通ったものだ。



出版業界高度成長時代を体現してきた建造物であり、

小生の想い出も深い・・・ やはり一ツ橋にあのビルが無くなるのは寂しい。


この壁画(漫画家さんの落書き)だけでも新社屋に残してくれれば! と強く願う。