Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

春風亭昇太独演会 「滑稽魂」

今回は特別な独演会だ。滑稽話しかやらない。

滑稽噺とは、落語や小咄などの演題のうち、滑稽さ・馬鹿馬鹿しさに主眼の置かれた、

面白おかしい演題のこと。笑い話ともいう。

つまり今日は、独演会の目玉である大ネタをやらないということなのだ。


  紀伊國屋サザンシアター


DMハガキにはこう書いてあった

「長い噺はやりません。感動も涙もありません。落語会の構成上、これが成り立つのか?

 年々弱くなる僕の声はもつのか?未知数ばかり。解っているのは、限りなくバカバカしい

 落語国の真のキャラクターが大行進する!ってことだけ」

 クダラナイ噺しかしないので、頼む、俺のことを好きな人だけが来てくれ!



今日は四席。短い滑稽噺ばっかり。

でも笑ってしまう。しかし、笑った跡には何も残らない。

そして春風亭昇太さんの落語は軽い・薄っぺらい・・・

この薄っぺらさが何といえない魅力なのだ。

半年に聞かないと、恋しくなる。


俗曲師うめ吉のニッポンしましょ!

俗曲師うめ吉のニッポンしましょ!


仲入後に「俗曲師 檜山うめ吉」が登場。

甚句、俗曲、長唄。小唄・・・

はじめてだったが、なかなか魅力的だった。

結局、春風亭昇太さんより、うめ吉さんの方が印象が残った。