絶滅(倒産)した企業の栄枯盛衰を学ぶという
よくある温故知新のビジネス書なのだが、
取り上げている企業が非常にユニークだ。
フォーライフ・レコード、大映(映画会社)、虫プロダクション(手塚治虫)、
パンアメリカン航空、セゾングループ、アラビア石油、鈴木商店(総合商社)、
ぐらいだろうか? このチョイスは凄いな・・・
絶滅企業に学べ! 今はなき人気企業に学ぶ10の「勝因」と「敗因」
- 作者: 指南役
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2015/03/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ただし本書のビジネス書としての切り口は、正直ユルイ(笑)。
取り上げた企業のユニークさが一番の売りだ。
小室等・吉田拓郎・井上陽水・泉谷しげるのフォークシンガー4人が
既存のレコード会社に反旗を翻して設立したフォーライフ・レコード。
高校時代、日本史の昭和金融恐慌の所で学んだ総合商社”鈴木商店”
テレビ番組「兼高かおる世界の旅」のスポンサーで、
海外旅行の代名詞だったパンアメリカン航空。
取り上げられた企業への好奇心から、瞬く間に読了。
繰り返すが、切り口はユルイ(笑)。
原田真二、杏里「オリビアを聴きながら」、水谷豊「カリフォルニア・コネクション」、
イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」、わらべ「めだかの兄妹」・・・
みんなフォーライフだったんだね。知らんかった。