Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

「64(ロクヨン)」と久米宏の覚悟

「64(ロクヨン)」の続き。

横山秀夫作品の舞台となる街並みの
映像が気になってしょうがない。
いわゆる横山秀夫の世界観か・・・


山は高く、平野、河原はあくまで広い。
田舎すぎず、都会すぎず、
季節は冬。しかし積雪はない。

街並みや風景は、あくまで冷たく乾燥している。


どうみても冬の北関東、群馬県だ。


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映像を見ていていても群馬県とできるものが
多々映し出される・・・
 ・警察署内に貼ってある地図は群馬県
 ・新聞社は「北関東新聞社」
 ・街の遠景は前橋市群馬県庁が映る)
 

友人はこう言った。

横山秀夫さんの世界観に浸るためには谷川岳
登ることをお薦めする。(もちろん楽なルートで…)


かなり納得する。
谷川岳、腰痛が治ったら登らなあかんな。
(ロープウェイは乗ったことがあるが・・・)



「64」を観ていて一つ思い出した。
2016年4月23日のTBSラジオ
久米宏 ラジオなんですけど」のことだ。


この日の特集は「テレビのニュース番組をみんなで斬ろう!」、
ゲストはドキュメンタリー作家・映画監督の森達也さん

報道ステーション古舘伊知郎ニュース23
膳場貴子キャスター、岸井成格アンカーらの降板劇が、
言論の自由、ジャーナリズムへの国家権力の介入・・・
と騒がれる中での特集だった。



その放送の最後の最後にこんなシーンがあった。

キャスターになりたいというリスナーから、
キャスターになる為の覚悟を教えて下さいという質問。
それに対する久米宏の言った言葉が胸に刺さった。


「本当の事言っちゃていいかな・・・
 殺されてもイイという覚悟です。
 それではまた来週。」



この久米宏の言葉と「64」もとい横山秀夫作品が
オーバーラップしているようないないような・・・
この点は後半を観たら答えがでるのだと思う。


いずれにせよ後編が待ち遠しい。