調べものがあって有栖川宮記念公園にある
都立中央図書館まで足を伸ばす。
ここに来るのはかなり久しぶり。10年ぶりかな・・
感染者が激増している東京都だけに、図書館のコロナ対策は
極めて厳重だった。
・時間ごとの定員が決められ、事前にネット予約が必要。
・入場の際は、検温と手の消毒。そして座席はソーシャルシディスタンス
を確保する配置に。これだけ聞くと厄介そうだが、係員のナビゲートが
非常に丁寧でスムーズ、全くストレスはなかった。
・いつもより空いている分、図書館内はきわめて快適だった。
私の予約時間は10:00~13:00まで。なんとか調べものも見つかり
ギリギリ時間内にコピーもできた。
帰り際に振り返ると入口の東京五輪のマスコットがうら寂しい。
本来なら7月24日の開会に向け、聖火リレーが全国で盛り上がる時期の
はずが、すでに忘却の彼方となってしまった・・・
有栖川宮記念公園は学生時代に演劇サークルの練習でよく来たものだ。
毎日16時に始まる稽古の前半90分は体力増強、発生練習。渋谷の学校から
公園までランニングし、そこでリズム体操、柔軟体操、発生練習。
そして帰りもランニング・・・。懐かしいな~。
汚いジャージの集団が広尾の瀟洒な商店街をランニング。
そして公園の広場で奇妙な動きの体操をやりはじめ、大声で発生練習・・
さぞかし奇妙、いや危険な集団に映っていたんだろうな。
当時はそれも特権的肉体だと誇らしかったんだけど・・
恥ずかしいくらい若かったね~。
演劇の練習とともに、有栖川記念公園で覚えているのが
「ウソップランド」のロケ。「ウソップランド」は当時テレビ朝日の深夜に
放送されていたバラエティー番組。予算が少ないらしく、テレビ朝日に近い
有栖川公園でしょっちゅうロケをやっていた。怪物ランドと松本小雪が出演者し、
赤星昇一郎演じる「子泣きジジイ」が有名だった・・・。
ロケが行われていた公園の風情は、
当時と全く変わっていなかった。