「牛に引かれて善光寺参り」
七年に一度の長野善光寺御開帳に行ってきた。
御開帳とは(善光寺HPより)
七年に一度、絶対秘仏であるご本尊様のお身代わりとして、
まったく同じお姿の「前立本尊様」を本堂にお遷しして
全国の人々にお参りいただく盛儀です。
(本堂の前に建てられる)回向柱は、「前立本尊」の右手の中指と
”善の綱”で結ばれ、柱に触れる人々に”御仏のお慈悲を伝えてくれます。
今回は令和4年4月3日~6月29日
近年は個人的に辛いことが多かったので、御開帳のスーパーパワーのご利益に
預かろうと、混雑を避けて平日の善光寺参りを考えていたが、なかなか日程が
合わず結局、期間最後の週末・・・一番混んでいる時期のお参りとなった。
とはいえ混雑は避けたいので、25日(土)の朝6:00に出発し、
3時間の順調なドライブの末、9:00には善光寺周辺に到着。そこから駐車場待ちが
約30分で、9:30には境内に足を踏み入れた。まずまずの移動時間。
激込みだった。朝の9時半で既に・・・
「本堂内へ入場券は、混雑の為現在を発売を中止しています」と
アナウンスが流れていた。要は混みすぎて入場制限しているとのこと。
既にチケットを持っている人も3時間待ちだという。
本堂内への入場は諦め、せえて回向柱に触れようと列の最後尾に並んだ。
こちらは約30分の待ち時間で回向柱に辿り着けた。
それにしても暑い。ゆうに30度を超えている。
回向柱(えこうばしら)は高さ10m、重さ一トン。
回向柱には布がまかれていて、その布は本堂に伸びていて
前立本尊の右手中指に繋がっている。
つまり回向柱に触れることは阿弥陀如来との結縁を
結ぶことができるということなので、スーパーご利益がある。
回向柱に触れるのに6列横隊の行列が約150m。朝の10時までこの人出。
今日の混雑は、これからどうなってしますうのか・・・
なんとか回向柱に触れて、もろもろと祈願する。
その後本堂にお参りして善光寺を後にする。
帰り道、長野駅方面に向かい運転していると、道すがらは
善光寺に向かう人で溢れていた。
せっかく3時間かけてきたので、
約一時間の参拝だけで帰るのはもったいない。
長野IC近くに川中島の古戦場跡があったので寄ってみる。
ここは、上杉謙信と武田信玄の一騎打ちで有名な第四次川中島の戦い
の古戦場らしい。この狭い盆地で武田軍2万、上杉軍1万3千が戦った。
いつも思うのだが、日本史の合戦兵力ってかなり盛っていないだろうか?
この狭いエリアに敵味方約3万3千人・・・信じられない。
極端な例だど、昔、関が原の古戦場に行った時に、こんな狭い場所に
西軍8万、東軍10万の兵力が布陣して戦ったとは・・・
なかなか信じられなかった。白髪三千丈的な表現なのだろうか。
だってロシア軍がウクライナ(日本の1.6倍)に投入している
兵力が15万~20万という単位なのだから。
こんなに暑いのに大丈夫なのだろうか?まさに鉄人レースだ。
私は早々に帰宅する。