Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

「ガンダーラ」のアルペジオ

ゴダイゴ」浅野孝巳さんの訃報。

あこがれのギタリストだった・・・合掌

 

時は昨日のブログと同様、1980年のちょっと前。

当時ギター(YAMAHA レスポール)を買ったばかりの私は、

ロッキンf」「ヤングセンス」「guts」等の音楽雑誌を買い漁り、

洋楽、邦楽から歌謡曲まで手当たり次第に弾き散らかしていた。

 

中でも真剣に練習していたのが、ゴダイゴの「ガンダーラ

モンキーマジック」。カッコイイのだが当時の私には

メチャメチャ難しかった。毎週ザ・ベストテン」を見ながら

浅野さんの手元がアップにならないかな~ と願っていた。

(もちろん当時はビデオ普及前の時代)

 

結局、完コピなんてできるはずもなかったが・・。

 

ガンダーラ」イントロのアルペジオ

レコードは12弦かつ複数ギター録音なので、ギター1本で演奏している

ザ・ベストテン」を目を皿のようにして見ていた。

 

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モンキーマジック」のカッティングギター

このカッティングはギター初心者には手も足もでないよな(笑)。

 

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西遊記

西遊記

 

 

この2曲以降のゴダイゴは、

ビューティフル・ネーム」「銀河鉄道999ホーリー&ブライト」と

 ギターがフィーチャーされた曲がなかった気がする。

僕たちが愛した東京

特集が東京という街を懐古(?))する

僕たちが愛した東京」 だったので購入。

昔からこの手の特集が好きだった。ただし懐古の対象は、

戦前の風情戦後の焼け跡1964オリンピックの喧騒

学生運動の争乱テント芝居・アングラ演劇の時代・・等々 

自分が「まだ見ぬ東京の街」だった。

 

本書の特集で言えば、松本隆風をあつめて」の

路面電車の走る路地」という東京の街並みで、

それは懐古というより、憧れやリスペクトに近かった。

 

昭和40年男 2020年6月号 [雑誌]

昭和40年男 2020年6月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/05/11
  • メディア: 雑誌
 

 

それがいつの間にか、懐古する時代が、ぐっと近寄ってきた。

(年齢を重ねているのだから当たり前なのだが・・・)

本書が対象とする東京は40年前、つまり1980年(昭和55年)。

 

頁を開き、自分が「見て、聞いて、歩いた東京の街並み

の多くがすでに失われているのを知り驚く。

 

東急文化会館、東急プラザ、渋谷公会堂後楽園球場、国立競技場、

新宿LOFT、六本木WAVE、ソニービル代々木エンジェルビル・・・

 

もちろん個々には知っていたが、こうまとめて並べられると、やはり

時代の移り変わりに愕然とする。

 

新型コロナウイルスでの自粛生活の中、前向きな考えを思い描くことが

なかなか難しい。そんな中、ちょっと昔を懐かしみ明日へのパワーを

蓄えるのも、これはこれでいいんではないかい。

 

そんな貴兄への課題図書(本誌内でも紹介)

あのころangle 街と地図の大特集1979 渋谷・六本木・銀座・横浜・下町編

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  • 発売日: 2018/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
あのころangle 街と地図の大特集1979 新宿・池袋・吉祥寺・中央線沿線編

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  • 発売日: 2018/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 


【高音質】はっぴいえんど 風をあつめて

【期間限定】志の輔らくごのライブ動画

コロナ自粛の中、「みなさんに少しでも楽しんでいただけるように」

ということで、「志の輔さん」までYouTubeに登場した!

 

動画は、2019年正月の「志の輔らくご GINZA MODE」で

演じた「モモリン」。期間限定(5/9~6/30)での配信となる。

 

これは凄い!嬉しいな~!夢のようだよ。

https://www.youtube.com/watch?v=tYe_jwqRKcI

 

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確かこの時は、一席終わった後の座布団返しに

くまモンが登場し、能舞台橋掛かりで志の輔さんと

ツーショットの撮影OKタイムがあったのを覚えている。

 

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makotsu.hatenablog.com

映画:新選組始末記

新選組始末記1963年 大映

監督。三隅研次、原作:子母沢寛

市川雷蔵(山崎蒸)、若山富三郎近藤勇)、天地茂(土方歳三

 

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最近、春日太一「時代劇入門」を読み、時代劇映画に飢えていた。

とは言え、テレビの時代劇ドラマはちょっと違う・・・すると

タイミングよく時代劇専門チャンネルで「新選組始末記」が!

 

この映画はやっぱり新選組監察・山崎烝を演じる市川雷蔵だな・・

近藤、土方、沖田のメジャー役ではなく、悩める山﨑烝の眼から

見る新瀬組の世界。う~ん、王道の新選組物語ではない。

とは言え、市川雷蔵の魅力、それを上回る存在感の土方歳三

(天地茂)、まるで西郷さんのような近藤勇若山富三郎)。

暴れん坊の芹沢鴨田崎潤)・・

濃い~登場人物は勢揃いなので、新選組の物語は楽しめる。

 

(個人的に新選組映画のベストは「壬生義士伝」だと思う。)

時代劇入門 (角川新書)

時代劇入門 (角川新書)

  • 作者:春日 太一
  • 発売日: 2020/03/07
  • メディア: 新書
 

 

見たい時代劇映画が二本ある。そのうち1本は

コロナの影響で公開延期だって・・残念。

ともに司馬遼太郎原作の幕末物・・私のどストライクゾーン。

 ・「燃えよ剣」(新選組副長:土方歳三) 5/22予定→公開延期

 ・「峠 最後のサムライ」(越後長岡藩家老:河合継之助)9/25公開

 

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「久米宏ラジなん」の先見の明

久米宏のラジオなんですけど」(通称:ラジなん)には驚いた。

現在、新型コロナ対策の最前線で戦っている二人が、昨年の3月と8月に

ゲストとして番組に出演している。まるで先見の明があるかのように・・

 

一人は政府の専門家会議副座長 尾身茂さん(2019年8月出演)。

もう一人は専門家会議と厚生労働省クラスター対策班メンバーの

西浦博さん(2019年3月出演)。

 

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左から西浦(クラスター対策班)尾身(専門家会議副座長)、脇田(専門家会議座長)

 

番組では2週(5/2、5/9)にわたり一年前の出演の模様を再放送した。

当時の二人が語っている内容は、まるで現在の状況を正確に予言している

ようだった。これにはゾッとした・・・とともに、「この人たちは

(2019年の段階でも)常に感染症に対して臨戦態勢でいるんだ

ということも感じた。それは新型コロナ対策の指揮を担うことへの

信頼感でもある。

 

今聞くと見えてくることが非常に多い内容だ。

この時期に再放送する判断は素晴らしい。

そして恐るべし「久米宏のラジオなんですけど」の先見の明。

 

(2019年8月放送回)

感染症は忘れた頃に必ず来る。地球規模では平均して年一回。

これは減ることがない。なぜかというと、①人口の増加、②開発

(森林の伐採)、③人の移動(地球規模での)、④地球温暖化

があるからだ。感染症が減ることは決してないですから、我々は

準備していかないといけない。

www.tbsradio.jp

 

(2019年3月放送回)

現状の8割削減という数値の根拠「数理モデル」について語る。

"基本再生産数=1人あたりの感染者が生み出す二次感染者”

感染症の広がり方を予測する基本的な数式。

(1 – p) × R0 < 1  R0:基本再生産数、p:行動制限する人の割合

 

www.tbsradio.jp

WHOをゆく: 感染症との闘いを超えて

WHOをゆく: 感染症との闘いを超えて

  • 作者:尾身 茂
  • 発売日: 2011/10/21
  • メディア: 単行本