Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

Windows XP搭載のパソコンを購入

今年の1月のパソコン断捨離でwindowsXP搭載機

2台処分したばかりなのに、また買う羽目になってしまった。

 

2000年代前半のデジカメ写真を収めたMOを見るために

中古のMOドライブをやはりアマゾンで購入したのだが

ドライバーをダウンロードしても、Windows10動かない。

色々調べてみたがどうも無理だ。

 

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選択肢は

 ①Windouws10で動くかもう少し頑張ってみる。

 ②新しいMOドライブ(中古)を購入する。

 ③現在のMOドライブが動くOSのパソコンを買う

 ④業者に頼んでMOのデータをダビングしてもらう。

 

①②は無理そうなので、③にすることにした。

 

というわけでXP搭載パソコンを購入することに。

価格は9,980円・・・

今後パソコンを処分する時は、少し考えてからにしよう。

 

makotsu.hatenablog.com

黒沢明生誕110周年記念作品「ミュージカル 生きる」

大学で芝居を始めた時、H.K先輩から

黒沢明の作品は観とけよ」といわれ、名画座でかなり観たものだ。

その中でも「生きる」は特別な思いのある作品。

それを、やはりデビュー時から見続けていた宮本亜門が演出する。

もう観るしかないだろう!(値段は高いが・・)

 

www.ikiru-musical.com

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日生劇場は久しぶり、5年振りぐらいだろうか。

そして生オーケストラでのミュージカルとなると

10年振りぐらいだろうか・・

いつ来ても趣のあるいい劇場だ。

先日テレ東「美の巨人」で特集されたばかり。

 

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コロナ対策で約6割の入場としているので、ゆったりと観れる。

席は下手側2階席最前列。おー!オーケストラボックスを見下せる。

しかし、舞台を見るには手すりが邪魔だ・・・

 

主人公の渡辺勘治は市村正親鹿賀丈史ダブルキャスト

私が観た10月14日マチネは市村正親

 

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感想・・・

なぜ「生きる」をミュージカルにしたんだろう?

黒沢明の「生きる」は、志村喬の顔芸ともいえる心理描写が

真骨頂だが、舞台では顔芸が効かない。ミュージカルにする

には重いストーリーだ。

その結果、ちょっとコミカルで、狂言回し的なストーリーテラー

(作家)が存在するミュージカルとなっている。

 

正直、これは映画「生きる」とは違う!というのが感想だ。

別物と考えないとこの舞台は楽しめない。

もちろんいい場面もある。主人公「渡辺勘治」が覚醒する

一幕ラストの歌。「山西惇」演じる助役。ラストシーンの

ブランコに乗ってのゴンドラの唄。は絶品だった。

しかし、違和感が大いに残る舞台だった。

  

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爆笑問題の日曜サンデー宮本亜門がゲスト出演し

「生きる」の演出プランについて解説していた。

それも聞いても、なぜ「生きる」をミュージカルに?

という疑問は解決されなかった。

 

終演後はスタンディングオベーションだった。

この人たちは黒澤明「生きる」を観たことがあるのだろうか?

そんな疑問がふと頭の中をよぎった。

 

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平成の出版が歩んだ道

昭和の出版が歩んだ道」という本が意外と面白かったので、

続編「平成の出版が歩んだ道」の発売を知って買おうとしたが・・・

八王子のくまざわ書店も、多摩地区のジュンク堂2店も在庫がない。

アマゾンもマーケットプレイスのみで価格が高いので躊躇・・・・

そうこうしてるうちに3か月。ようやくアマゾンのカートが表示された。

 

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「昭和」と「平成」を 読むと会社員として自分が

歩んできた、体験してきた出来事が記憶によみがえる。

ぱらぱらと眺めて思うことは、オレもずいぶん長い間、出版界で

働いていたんだな~という感慨。齢をとるわけだ。

 

特に今回の平成版は、マーケットが縮小していく中での出来事だけに

痛みを伴う記憶ばかり。出版社、取次、書店の多くが消えていった・・・

温故知新?これらの経験が今後に役立つかは分からないが、備忘録として

持っておくにはいい書籍だと思う。

(平成版の多くのページが古書店の歴史を振り返る対談に費やされて

 いるのは、タイトルと異なり違和感が残るが・・)

 

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スリップを見ると「地方小扱い」だった。

アマゾンが直取引で在庫してるのか? 日販が在庫してるのか?

地方小扱いの書籍が一両日中に手に入るのは隔世の感がある。

「昭和の出版・・」では全く持って不可能なことだった。

このような利便さを矜持できるの令和は幸せだ。 

「令和の出版・・」ってどうなるんだろ?

もしかしたらなくなっているかも・・・

「クイズ!脳ベルSHOW」 4:00~4:55

 

能町みね子さんが念願だったクイズ脳ベルSHOW」へ

出演したことを「ナイツのチャキチャキ大放送」で話していた。

 

みんな、出た方が絶対良い!!

”平和ってこうゆうものか”と感じた」と感無量。

 

これを聞いて思った。「やっぱりな!」

能町さんのアンテナにも引っかかるならば間違いない。

クイズ脳ベルSHOW」・・・

いまどき珍しい、マニアック心を大いに擽られる

ぶっ飛んだ番組なのだ。

 

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この番組は、年齢とともに衰えていく脳に警鐘を鳴らす

脳活性化クイズバラエティ―”です!

と番組サイトにある。まあ簡単に言うと老人のボケ防止の脳トレ

昔やっていた”ご長寿クイズ”の芸能人版に近いかもしれない。

なので問題も回答者もスットコドッコイナなモノばかり。

 

・特徴①:回答者に誰だか分からない人がいる。

   回答者(4名)は中高年のベテラン芸能人ばかり。しかし

   中に必ず名前を聞いても誰だか分からない芸能人がいる。

 

・特徴②:全員(4名)正解することがない。

  老人の”脳トレ”レベルの簡単な問題なのだが、全員が正解

  することはない・・・時には笑えない場合もある。 

 

・特徴③:回答者のゆるさ、自由奔放さ

  番組全体もゆるいが、回答者は自由奔放。「白紙回答」

  「カンニングまがい」「番組中の飲酒(藤原組長)」・・なんでもあり。

 

・特徴④:MC岡田(ますだおかだ)の番組仕切り

  自由奔放やり放題の回答者たちを仕切る岡田圭右のサバキは抜群。  

  ポンコツ芸人を光らせ「岡田再生工場」との呼び声もある。

 

・特徴⑤:放送時間は早朝 4:00から

    もともとはBSフジ(22:00~)の番組だが、地上波(フジ)の放送時間は

    早朝4:00。寝ぼけ眼でこの番組に出会う新鮮さ・・第一声は「なんだこりゃ」 

     ちなみに裏番組は「おはよう時代劇 暴れん坊将軍」(テレ朝)。

 

番組を演出するディレクター曰く意識してるのは、昔の雑なテレビ」。

イイね~。魅力的だな~「雑なテレビ」というコンセプト。

こちらも雑に観て楽しもう。

 

東洋経済オンライン(8/2)もこの番組に注目していた。

toyokeizai.net

金鳥の夏はいかにして日本の夏になったのか?

友人のKさんから面白い本を頂いた。

金鳥のCMの歴史とヒットの秘密に迫る内容で

著者(編者)は当事者の金鳥宣伝部。

発行は2016年8月。なんでこの本を購入しなかったんだろう・・

と思うぐらい、私のストライクゾーンど真ん中の書籍。

 

 

金鳥(正式社名は大日本除虫菊㈱)の広告の歴史は

1894年(明治27年)の新聞広告に始まる。それからポスタ―、

懸賞付きチラシ、有名なホーロー広告と続き、テレビCMは

民放テレビの開局(1953年)直後から展開している。

つまり、金鳥はぽっと出の広告企業ではないのだ。

 

金鳥の有名なテレビCM群は、

社長兼宣伝部長を含め5人と少数精鋭の金鳥宣伝部と

電通関西支社堀井組(堀井博次)のタッグで生み出された。

本書では関係者及びCM出演者のインタビューが盛沢山で

非常に興味深い。

 

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CMに求めるのはリアリティ。賞を取るためにCMを作ってるんではない。

品が売れなければCMの意味はない

金鳥宣伝部は至極全うな話をしている。

 

これでは他の企業と同じなので、金鳥独特のCMのヒミツにはならない。

良くよく読んでいくと。電通関西支社はじめクリエイター達の

「悪意とこだわりの演出術」と、それを許容できる金鳥宣伝部。そして

両者の信頼関係が珠玉なCMを生み出すヒミツなのが分かる。

 

本書の中には歴代の名物CMが紹介されている。

 ・金鳥の夏、日本の夏美空ひばり

 ・タンスにゴン木野花もたいまさこ

 ・キンチョール大滝秀治岸部一徳

 ・キンチョウリキッド山瀬まみ

 ・タンスにゴンゴン沢口靖子シリーズ)

 

あ~あれもあった、これもあった!

語りつくせないぐらい沢山の名作がある・・・

 

読んからというものYouTubeを見まくっている。

本書を読んで無性に見たくなったのは以下の2つ。

 

渡辺えり出演のサンポールCM(1:30~)

  渡辺えりの演技が最高!

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沢口靖子タンスにゴンゴンシリーズ

  ※東宝の至宝「沢口靖子」にどうしたらここまでやらせられるのか? 

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