友人のKさんから面白い本を頂いた。
金鳥のCMの歴史とヒットの秘密に迫る内容で
著者(編者)は当事者の金鳥宣伝部。
発行は2016年8月。なんでこの本を購入しなかったんだろう・・
と思うぐらい、私のストライクゾーンど真ん中の書籍。
1894年(明治27年)の新聞広告に始まる。それからポスタ―、
懸賞付きチラシ、有名なホーロー広告と続き、テレビCMは
民放テレビの開局(1953年)直後から展開している。
つまり、金鳥はぽっと出の広告企業ではないのだ。
金鳥の有名なテレビCM群は、
社長兼宣伝部長を含め5人と少数精鋭の金鳥宣伝部と
本書では関係者及びCM出演者のインタビューが盛沢山で
非常に興味深い。
CMに求めるのはリアリティ。賞を取るためにCMを作ってるんではない。
商品が売れなければCMの意味はない
と金鳥宣伝部は至極全うな話をしている。
これでは他の企業と同じなので、金鳥独特のCMのヒミツにはならない。
良くよく読んでいくと。電通関西支社はじめクリエイター達の
「悪意とこだわりの演出術」と、それを許容できる金鳥宣伝部。そして
両者の信頼関係が珠玉なCMを生み出すヒミツなのが分かる。
本書の中には歴代の名物CMが紹介されている。
あ~あれもあった、これもあった!
語りつくせないぐらい沢山の名作がある・・・
読んからというものYouTubeを見まくっている。
本書を読んで無性に見たくなったのは以下の2つ。
※渡辺えりの演技が最高!