一応、営業部(営業部門)に所属する小生としても
このタイトルを見たら読まずにはいられない。
「ふざんけんなこのヤロー!」という気持ちと
「やっぱり・・・・」という思い当たる節が交錯する。
- 作者: 北澤孝太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/10/17
- メディア: 新書
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著者はリクルートのトップ営業マンからソフトバンクテレコムの執行役員ほかを
歴任した北澤孝太郎さん。本書は決して営業のバカさ加減を列挙するものではない。
まず、営業とは
・新しい価値創り + ブランド構築や広告宣伝 + セールス活動
としてその重要性を説き、なぜ営業部がバカにされるかを分析する。
営業部がバッドイメージ(他部署からの蔑視)の理由が、結構納得する。
・何となく押しが強くて嫌な感じ。本心が見えない。
・やたらと接待と称して酒ばかり飲んでいる。仕事でなくても酒を飲んでいる。
・社内の決まりごと(清算など)をきちんとやらない。それで平気な顔をしている。
・他部署から「古い」などと指摘されることを嫌がる。「営業部のことは他部署には
わからない」という唯我独尊的な態度に出る。
はははははは・・・・ 笑ってごまかすしかない・・・
本書の真骨頂はここから
バッドイメージの溝を埋めて「勝てる組織」をつくるにはを説き、
営業のロジック、メカニズムを詳細に分析する「営業解体新書」なのだ。