Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

営業部はバカなのか

一応、営業部(営業部門)に所属する小生としても

このタイトルを見たら読まずにはいられない。

「ふざんけんなこのヤロー!」という気持ちと

「やっぱり・・・・」という思い当たる節が交錯する。


営業部はバカなのか (新潮新書)

営業部はバカなのか (新潮新書)


著者はリクルートのトップ営業マンからソフトバンクテレコム執行役員ほかを

歴任した北澤孝太郎さん。本書は決して営業のバカさ加減を列挙するものではない。

まず、営業とは

  ・新しい価値創り + ブランド構築や広告宣伝 + セールス活動

としてその重要性を説き、なぜ営業部がバカにされるかを分析する。


営業部がバッドイメージ(他部署からの蔑視)の理由が、結構納得する。

  ・何となく押しが強くて嫌な感じ。本心が見えない。
  ・やたらと接待と称して酒ばかり飲んでいる。仕事でなくても酒を飲んでいる。
  ・社内の決まりごと(清算など)をきちんとやらない。それで平気な顔をしている。
  ・他部署から「古い」などと指摘されることを嫌がる。「営業部のことは他部署には
    わからない」という唯我独尊的な態度に出る。   

  
 はははははは・・・・ 笑ってごまかすしかない・・・


本書の真骨頂はここから

バッドイメージの溝を埋めて「勝てる組織」をつくるにはを説き、

営業のロジック、メカニズムを詳細に分析する「営業解体新書」なのだ。