Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

釣行 2022-03 vol.3 民宿 紫泉

今回の釣行で泊ったのは、私は初めてになる

湯野上温泉湯季の里 紫泉

不思議な不思議な宿だ・・という噂を散々聞いていた。

まさに聞きしに勝る不思議な宿だった。

そして素晴らしい宿だった。

 

www.aizu-sisen.com

 

・紫泉の魅力 その① アートな館内

 館内には、様々なアーティストの大小様々な書、絵画、等の

 アート作品が壁面一杯に飾られている。各部屋や廊下にもオブジェや

 詩があり、館内の色彩や家具も非常にセンスがいい。

 

エントランス・ロビーの吹き抜けには、

まるで映画「蒲田行進曲」の階段落ちでもあるかのような

白木の階段が設えてある。階段の上は行き止まりで、

ロフトのような小さな休息スペース(ソファーがある)。

意味が分からない・・この階段自体もオブジェなのか?

 

 

つか芝居で育った私は、こうゆう階段を見ると

つい蒲田行進曲の台詞が出てしまう。

新選組の御用改めである!」

 

エントランスの階段

参考:映画「蒲田行進曲池田屋階段落ち


・紫泉の魅力 その② 遠すぎる露天風呂

 露天風呂までは、裸で約30mぐらい歩く。

 その間、外部からは生垣で隠れているだけ。その先にある

 露天風呂は非常に浅い。そして何より、隣の田んぼとの間には

 遮るものが何もない・・・つまり丸見え。

 

 

この通路、照明がないので夜間は真っ暗になる。

内風呂にあるランタンを持って露天風呂まで歩き、

ランタンの灯りで風呂に入る・・これもオツ。

そしてランタンも消すと真っ暗で星の灯りだけの

露天風呂になる・・・これもなかなかオツ。

 

 

丸見えだが、この露天風呂の解放感は最高!

こんな解放感は味わったことがない。

 

 

・紫泉の魅力 その③ ソフィスケ-トされた食事

 食事が最高だった。民宿の食事という次元ではなく、高級ホテル

 高級料理店で食事を楽しんでいるような気分になる。

 BGMはジャズ。ここは本当に湯野上温泉か・・・?という感。

 

分厚い高級牛肉(自分のタイミングで火をつけて焼く)

馬刺し

アヒージョ

ヒラメのフライ

茄子田楽

イワナのから揚げ 甘酢ソース

お吸い物

 

日本酒の種類も多種多彩

 

・紫泉の魅力 番外編 極楽な寝具

 朝起きて泊まった釣り仲間三人が口を揃えたのが

 「いやーぐっすり眠れた。」

 「なんて体に優しいマットレスなんだろう」

 ついメーカーを調べてしまった。

 西川産業のFesta2 高反発マットレス だった。

 

 

今シーズンの釣行は

湯野上温泉ひらのや」「星乃井」「紫泉

檜枝岐村民宿 松源

と四者四葉の宿に泊まれたので、非常に面白かった。

 

それぞれみな違うので単純な比較はできないが、

今年初体験の「民宿 松源」「紫泉」のインパクトが強すぎた。

この二つの宿は非常に気に入った。またすぐにでも行きたい。

 

檜枝岐村は来年の7月、8月頃かな・・・

釣行 2022-03 vol.2

釣行二日目。

朝四時起きで四時半出発。今日は土曜日なので釣れるポイントの

争奪戦が一段と激しくなる。早く言ってポイントを確保する。

「早起きは三文の徳」という諺は釣りでは顕在。

 

案の定、我々がFM川のポイントについて20分後に、別の釣り客が到着。

我々の姿を見て別のポイントに移っていった。

「先客のいるポイントには入らない」これは渓流釣りの不文律。

 

 

今日は頑張って今まで行けなかった上流の大堰堤まで

登ってみる。途中、激流を渡り、岩肌をぬい、崖をよじ登る。

腰の悪い私には不安だったが、なんとか登り切った。

 

そこは別世界だった。

急に開けた空間にそそり立つ大堰堤。水しぶきが寒い。

大物への期待が高まる。釣果は24cmと22cmイワナ

(昨日、IYさんが28cm釣っちゃたからな・・・)

 

 

朝一番の釣りを終え、羽鳥湖畔で朝食を食べるべく移動の途中で

「ブリティッシュヒルズ」という場所に寄ってみる。

昨日のテレビニュース(福島ローカル)で、

エリザベス女王の逝去に伴い、ブリティッシュヒルに記帳台が

設けられていると報道していた。ここには新国王のチャールズ三世

も皇太子時代に来て植樹を行ったそうだ。

 

これは記帳に行くしかない。

森の中を走ると西洋風の鉄門が姿を現す。「これは入っていいの?」

ちょっと別世界の雰囲気が漂っている。門を入るとその雰囲気は

一層凄くなった。霧が漂う道路の両側に英國国旗ユニオンジャック

間隔で永遠と続く・・・・その森を抜けると、まるでハリーポッター

魔法魔術学校のような石造りの建物群が現れた。

 

ウェダー(釣り用ゴム長)姿の三人は、さすがにこれはヤバイ・・

と悟り、早々にUターンして逃げ帰ってくる。

各自心の中でエリザベス女王の追悼を祈った。

 

www.british-hills.co.jp

 

朝食後はK沢で今シーズン最後の渓流釣り。

通称「お墓裏」と呼ばれているポイントは、爆釣とまではいかないが

投げ入れればすぐにアタリが来る。いい型のイワナが三匹釣れる。

26cm、24cm、20cm。サイズもいいが体高も色もいい。

楽しく有終の美を飾ることができた。

 

 

最後は白河に出て天ぷら蕎麦を食べて

東北道を帰路に就く。

今シーズンはなんと言ってもFM川ポイントの発見と

檜枝岐村遠征・・・よかったな~また行きたいな。

 

シーズン終了か・・・寂しいな・・・春まで長いな~。

 

 





 

釣行 2022-03 vol.1

今シーズン3度目にして、最後の釣行。

会津の渓流釣りのシーズンは4/1~9/30。あっという間だ。

毎年、調子が上がってくるとシーズン閉幕・・なんとかならんかね。

 

今回は早朝に八王子を立ち、10時に現地着予定で車を走らせる。

予定通り集合場所のFM川に到着。IYさん、KYさんと合流。

すでにIYさんがK沢で26cmのイワナを釣っており、余裕の表情。

やはり釣っている人間は強い。

 

前回発見したFM川の好ポイントは、今回も絶好調!

IYさんが28cmイワナを釣り上げる。私も24cm、20㎝のイワナ

釣り上げる。開始半日で28cmと26cmを釣った竿頭IYさんは

「もう満足・・温泉入ってビール呑もう」と戦意喪失(笑)

 

FM川

24cm イワナ 

20cm イワナ

 

周辺はクマが出没しているらしい。

看板は新しいし。何よりクマ用の巨大な捕獲罠が仕掛けてある。

これは不気味。前回はこのあたりに蛍光オレンジのベストを着た

地元猟友会の面々が大勢いたそうだ・・・オイオイ。

クマの好きな栗も美味しそうに実っている。ヤバい・・

 

私は釣りシーズン中、「クマ出没情報ブログ 福島県」を

見ている。渓流釣りのポイント近くにもクマはかなり出没する。

一緒に行ったメンバーでも、KJさんやKYさんはクマを目撃している。

幸いにも私はクマに遭遇したことはない。

 

 

塔のへつり近くの下郷町物産館で、手打ち蕎麦を食べながら

午後の作戦会議。ここで歴史を変えるような決断がくだされた。

T石川には行かずに、KO川で釣って宿に入ろう

 

「T石川は裏切らない」「最後の頼みの綱はT石川」

これが25年間の我々の合言葉だった。どんなに日照りが続いても

水量は安定し、他の川が全滅でも釣れなかったことはない。

数多くの尺イワナ、尺ヤマメを釣り上げてきたT石川。

 

そのT石川のポジションをK沢と新規発見したFM川が

脅かしている。こんなことは初めてだ。

 

KO川

 

KO川の水量のまずまず。

「そういえば昔、IYさんはここでニジマス釣ったよね」

「そう釣ったよ。それも37cmのやつ」

そんな話をしつつKO川に分け入った。

 

 

すると、そんな世間話が現実になった。

KO川での私の釣果は、イワナ1匹、ヤマメ1匹、ニジマス三匹

ニジマス三匹・・・いったいどうゆうこと?

 

場所を変えてKO川の下流M橋の大堰堤でもニジマス二匹、ウグイ一匹。

KO川に誰かがニジマスを放流し、それが繁殖しているのだろうか?

マス釣り大会の生き残りが増殖したのか?

いずれにしてもKO川の生態系がおかしくなっている。

水温が上がっているので、ニジマスも生息可能になったのだろうか?

会津の山奥で地球温暖化の危うさを実感する。

 

 

そんな時、隣で釣っていたKYさんの竿が大きく撓った。

かなりの大物だ・・・尺モノか?・・・バラすなよ。

 

よし! うまく釣り上げた。

サイズを測る ちょうど30cm 尺モノだ!

KYさんは歓喜の雄叫び!

 

全長30㎝(一尺)、見事なニジマスだった(笑)。

 

 

 

この日の竿頭は28cmイワナのIYさん。

ニジマスはあくまで参考記録

でも全員がよく釣れたので楽しい初日となった。

IT企業のワークショップに

仕事で久々に都心に行く。

勤務先に導入するシステムのユーザー会に参加する為だ。

 

このシステムを導入している企業(ユーザー)が参加し、

利用事例の報告、新規機能の説明等を行うイベント。

流通、小売り、飲食を中心に有名な企業が参加していた。

 

てっきりセミナー形式で説明を聞いていればいいのかと思ていたら、

ワークショップ形式でグループディスカッション、がありグループ発表も

あった。こうゆう参加型は嫌いではないので苦手意識なないが、

いかんせん弊社は、まだシステム導入前なので、詳しい内容はよく分からない。

 

 

 

主催はシステム開発会社。

社員はトップはじめ全員が若い。

皆、明るく、屈託がなく、すべてに前向きなカルチャーが感じられる。

まるでドラマに出てくるITベンチャー企業のようだ。

 

ふーん。こうゆう会社が本当にあるんだな~。

ユーザー会の内容は非常に勉強になり、多くの名刺交換ができ

有意義な時間だった。うちの会社のシステム導入のキーマンには

全員この空気を味会ってもらいたいな・・・と思う。

 

会が終了してから ふと気がつく。

このユーザー会の参加者で明らかに私が最年長者だな。

それも飛びぬけて最年長かもしれない。

 

なんだかすごく恥ずかしくなる。

いろんな面でこれでいいのだろうか?と考えてしまった。

 

大ピンチずかん

「鈴木のりたけ」さんの絵本「大ピンチずかん」が

 売れているらしい。この本がなかなか面白い。

 

大ピンチを知れば、いつピンチになってもこわくない

本のコンセプトはビジネス書にもよくある不変のテーマ。

それを子ども版にして、一つ一つのピンチに

・「大ピンチレベル」の大きさ

・星5段階の「なりやすさ」(発生しやすさ)

付けて解説する。

 

私の幼少の頃にもこの本があれば・・・

いや思春期、青春期にこの本があれば・・・

 

 

(掲載例)

・ストローがとれない(紙パック飲料の)

   大ピンチレベル 5、なりやすさ ★★★

・テープのはしがみつからない

   大ピンチレベル 6、なりやすさ ★★★★★

・自転車がドミノだおし

   大ピンチレベル 97、なりやすさ ★★★

・おもったよりみじかくなった(床屋さんで)

   大ピンチレベル 98、なりやすさ ★★★

 

こうゆうピンチは微笑ましくも、実際になるとなかなかツライ。

ほとんどの人は多かれ少なかれ人生のピンチを経験してきてる。

ほんとうの大ピンチは、とても言葉にできない・・・と思う。

 

このレベルでいうと、私が出すとしたら

カップ焼きそばの湯切りに失敗する

 大ピンチレベル 90、なりやすさ ★★  あたりだろうか?

 

 

当たり障りがない大ピンチの例としては、

イワナ釣りに行った山奥で車にインキ―。

 ※インキ―:車の中にカギを置いたままロックしてしまう。

  大ピンチレベル 150、なりやすさ★

 

人跡未踏の山の中で車にインキ―。車に入れず動かせず。

もちろん携帯は圏外でJAFを呼ぶこともできず、呼んでも来てくれるのか・・

正直、かなりの大ピンチでした。

が、なんとか無事に(?)帰ってこれました。

なかなか笑えない大ピンチでした。