Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

戦前の日本?

映画”K-20怪人二十面相・伝”の舞台は、

第二次世界大戦が回避された、1949年の帝都東京。

「19世紀から続く華族制度により、帝都の富の9割がごく一部の特権階級に

集中している極端な貧富の差が生じている身分制度社会」だそうだ。


へー・・・。 映画の中の風景は、そういうことだったのか。

と思っていたら、面白い本を見つけた。


教科書には載っていない!戦前の日本   教科書には載っていない!戦前の日本



あまり知られていない、戦前の日本(昭和元年〜14年)の風俗、生活

の多様さ、雑然さについて書かれている。


・国会議員にヤクザの親分がいた。

モルヒネから覚醒剤まで、危ないクスリが薬局で買えた。

・合法的な売春地帯「遊郭」。

・痛快サブカルチャーエログロナンセンスの時代。

白系ロシア人と戦前の日本。

・徴兵制度と徴兵逃れ  ・・・・等々。


へー・・・、日本ってこんな国だったんだ!

トリビア的な興味をそそられる本でした。


決して、軍国主義国家の礼賛的な気持ちなどありませんので、

この点は、誤解の無きよう!