歌舞伎座が建て替えられるのに伴い
4月末まで「御名残大歌舞伎」(いわゆるサヨナラ公演)がおこなわれている。
こんな時でもないと、歌舞伎を見る機会はないので、
頑張ってチケットを取り観に行ってきた。
観たのは「御名残三月大歌舞伎」昼の部(11:00〜)、
演目は
・加茂堤
・楼門五三桐(石川五右衛門の「絶景かな絶景かな」。中村吉右衛門)
・女暫 (中村吉右衛門、坂東玉三郎、尾上菊之助)
まずは、劇場内の時間の感覚にビックリ!
上演30分。幕間30分(お弁当を食べる)。
上演15分。幕間30分。上演60分。
なんとゆったりした時間の流れか。
そして劇場内には、食堂(東京吉兆、カレーライス喫茶、他)、
お土産売場、食品売場、衣料品売場があり、さながらデパートの催事場か、
地下食品売場か、縁日の夜店。
これが歌舞伎見物のカルチャーなんだね・・・ふむふむ。
肝心の芝居の感想は?
「非常に面白かった。楽しめた」
久しぶりに異次元カルチャーに触れた感じです。
一番の感動は「坂東玉三郎の凄さ!」
「玉三郎はまだか、まだか」と観客をじらせたあげくの花道からの登場。
その美しさ、輝き、オーラ。首の動きひとつの所作で場内を沸かせる。
まさに千両役者。ああゆうのをスターって言うんだね。
「大和屋!」「成田屋!」「高麗屋!」
という掛け声も、気持ちいいい。
歌舞伎は奥が深い!。つづきはまた今度書きます。