3月31日は官公庁や多くの企業が年度末。
報道ステーションで3月31日をもって廃止・消えゆくものの
特集を放送していた。その一つが東京厚生年金会館。
いわゆる”新宿厚生年金会館”だ。
東京では、中野サンプラザ、渋谷公会堂(CCレモンホール)とともに
イベント・コンサートのメッカであり、多くの人々にとって思いで深い場所だ。
1980年代後半、大学卒業間近の私は日本テレビでアルバイトをしていた。
内容は中継番組の補佐見習い(機材設営、ケーブルさばき、カメラ助手)。
担当番組は、「ザ・トップテン」「野球中継」「プロレス中継」「それは秘密です」
「読響オーケストラハウス」、その他スポーツ中継全般(ゴルフ、サッカー、バレーボール)
いわば報道中継以外の外部中継番組が担当だった。
その中で新宿厚生年金会館には「ザ・トップテン」「読響オーケストラハウス」
の番組でよく仕事をした。
中継車からケーブルはわせてのカメラセッティング、技術テスト、リハーサル、
本番、撤収まで、狭い館内を隅から隅まで走り回った。
途中の待ち時間が長いのもこの仕事の特徴。
ロケ弁食べて、ロケバスで昼寝2時間なんてのは当たり前・・・
薄給のわりに拘束時間はもの凄く長かった。
一番印象に残っているのは、
中森明菜の「DESIRE -情熱-」が綺麗だったな!
我々のようなスタッフにも声かけてくれたし。
思い出深い場所が、また一つ消えてしまうね〜。