Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

昇太さんとブルースカイさんSP

ビックバンドジャズと落語(春風亭昇太)と小泉今日子

”IT's 昭和TIME"と銘打った不思議なライブ。

スインギー奥田とザ・ブルースカイオーケストラ」のビッグバンド

をメインに昇太師匠の落語、キョンキョンの歌で昭和を楽しむという

ライブ・・・というよりショー。

 

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まずはビッグバンドジャズの歴史を、名曲を聴きながら振り返る。

Moonlight serenadeIn The MoodSing Sing SIng ~

ビッグバンドジャズを生で聞くことなんて滅多にないので

いい感じだ。優しくソフトなブラスのアンサンブルが心地いいい。

まさにグレンミラー物語の世界。

 

演奏の合間にちょいちょい昇太さんが出てきて

スインギー奥田さんと昭和トーク。スインギー奥田さんが年下だったのは

ちょっとショック。感覚としてはスマイリー小原、ダン池田という

感じで見ていたのに・・・。

 

ビッグバンドで好きなのは、足前に置かれる譜面台のボード

お揃いのバンド名、エンブレムが描かれているのがカッコいいい!

もう一つは、演奏中に立ち上がり一斉に楽器を左右に振る動作。

あれもカッコいい。

 

 

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昭和の話題から高座が袖からするすると出現し、

昇太師匠が新作落語ストレスの海」を熱演。

後半ではトロンボーンの演奏でも大活躍だった。

 

そして紅一点キョンキョン登場。

一瞬にして舞台が華やぐ。なんとキュートなことよ!

これが生キョンキョンか・・・噂に違わぬ。

 

ザ・ブルースカイオーケストラとキョンキョン

ザ・ベストテン」コント。これがかなりリアル。

清水ミチコと上柳昌彦が「黒柳徹子」と「久米宏」の

モノマネ音声で登場。そしてキョンキョン

松田聖子青い珊瑚礁」、中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」

を熱唱するというサプライズで盛り上がる。

 

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「自分の曲は歌わないのか!」という昇太さんのツッコミに

満を持して「なんてたってアイドル」「木枯らしに抱かれて」を熱唱。

 

ライブが始まって早々、静かにビッグバンドを聞いていると

前の席の中年女性が絶えずおじゃべりをしてあまりにも五月蠅い

ので注意する。この人たちはライブのマナーを知らないのか?

注意したこちらも気分が悪くなる。

 

ライブの後半に謎が解けた。

キョンキョンが歌い始めると、会場の多くが大盛り上がりとなった。

そうか前の席の中年女性はキョンキョンのファンだったのか・・・

どうりで静かにジャズを楽しむなんて気構えは無いはずだ。

 

最後に会場を見回すと

6割がキョンキョンファン。3割がジャズファン。そして

我々落語目当てが残りの1割。これでは分がない・・。

 

終演後、隣に座っていた芸能関係者らしき

白髪の二人組がぼそっと呟いた。

「企画の詰めが甘いな」・・思わず頷いてしまった。

 

・・・次回に期待使用しよう。

 

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