Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

ピンチか、チャンスか?

特別休暇(忌引)だったので、今日は久々に会社に行く。

月末なので仕事は慌ただしいが、世の中は激流のようだ。

特に本日発売の「週刊東洋経済」の記事は生々しい。


週刊 東洋経済 2010年 7/3号 [雑誌]   週刊 東洋経済 2010年 7/3号 [雑誌]


メディア覇権戦争。

”天変地異にざわめき立つかっての楽園「旧大陸(新聞、テレビ、出版)」。

弱肉強食、超格差社会でも未来がある「新大陸(ネット:アマゾン、アップル、グーグル)」。

この二つが、今ほど苛烈に引き裂かれ、その格差をさらしているときはない。”


巻頭記事”ピンチとチャンスが錯綜”は非常に説得力がある。

キーワードは4つ。

 ①出版の機能分解〜エージェントの出現

 ②自由価格化〜再販制度の消滅

 ③グローバル化〜市場が拡大

 ④コングロマリット化〜プラットフォーム企業が買収


うーん唸る!


そして最後はこう締める。

「今ほどメディア経営者の横並び意識が危険な時はない。「旧大陸」「新大陸」

それぞれの戦局を見極め”業界”ではなく“自社”の存立基盤を見つけ出せるかが

勝負となる。」


ピンチなのか? チャンスなのか?  それは”自社”次第なのだ。


それにしてもアマゾン、アップル、グーグル、マイクロソフト

クラウド戦略に飲み込まれる”メディア敗戦”には戦慄を覚える・・・・・。