Makotsu Garage

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硫黄島 栗林中将の最期

これから読み始める新刊だが、

内容を想像するに、早く読了したくてしょうがない。


      硫黄島 栗林中将の最期 (文春新書)


クリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」のクライマックス

渡辺謙演じる司令官栗林中将の最期のシーン。


  「重症の栗林中将を副官が海岸まで引きずってくる。「もういい」栗林は言い、

  副官に首を刎ねろと命令する。副官は躊躇するが、意を決し軍刀を振り上げた

  瞬間に、副官は敵の銃弾を受けて倒れる。

  栗林は腰のピストルで腹を撃って絶命する」


実際にその場に居合わせた生還者は一人もいない。

2006年の雑誌SAPIOの記事では、「栗林中将はノイローゼの末、米軍に投降しようとして

部下に殺された」 という説まで出てきた・・・・・・


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%AB%E9%BB%84%E5%B3%B6%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84



この本は防衛省防衛研究所戦史部編纂の「硫黄島作戦について」

(40年間室外秘であって、平成15年に閲覧可能となった。)と言う公文書を

元にその最期をひも解く。



また、「バロン西伝説は生きている」では、

1932年ロスアンゼルスオリンピック馬術大賞典障害飛越で金メダルを取った、

男爵 西竹一大佐(戦車第26連隊長)の最後の瞬間をも解明する。

こちらも最期の瞬間を見届けた生還者はいない。


  攻撃したアメリカ軍は『馬術バロン西、出てきなさい。世界は君を失うには

  あまりにも惜しい』と連日呼びかけたが、西大佐は黙ってこれに応じなかったという

  エピソードが伝えられている。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AD%E3%83%B3%E8%A5%BF




両者の最期の真相はどうなのだろうか?