「リメイク(再映画化)というジャンル」という寄稿があった。
なんとサスペンスの名作「死刑台のエレベーター」(ルイ・マル監督)
が阿部寛、吉瀬美智子、玉山鉄二、北川景子でリメイクされるのだ(10月9日公開)。
「どう考えても違うでしょう!」 と誰もが考えるはず。
しかも携帯電話、セキュリティが厳重な社会にあって、いまさらロープで侵入・・・
時代設定が違いすぎる。
あの名作をなんでリメイクなんだ?
ここで、川本三郎曰く。
「リメイクを企画の貧困と片付けてはいけない。”あの傑作をもう一度
作りたい”というオマージュが基本にあるのだ」
確かに近年、「椿三十郎」「ゴースト」「十三人の刺客」「ゼロの焦点」・・・・・
リメイクが一つのジャンルになっている。
リメイク作品は、元の作品の知名度によって、
はじめから大きなリスクを背負っているようなものだ。
観る方としては、全く別物として考えた方が絶対に楽だ。
「死刑台のエレベーター」は予告編だけみると、チョットいいかもしれない。
ルイ・マル監督版 1958年
リメイク版 2010年
こんなのもあったらしい。