橘蓮二さんは、落語、演芸、芸人を中心にする有名な写真家で
多くの著書・写真集を出している。
高座での、楽屋袖からの演者の姿、そして楽屋での素顔
芸人の顔はみんないい表情をしている。
- 作者: 高田文夫,橘蓮二
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/03/11
- メディア: 単行本
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”いろもの”。東京の寄席では落語以外のジャンルの芸をそう呼ぶ。
昔から寄席の世界では、噺家の名前は黒い墨で書き、漫才・手品・ものまね
などは朱で書いたことから”色物”と呼ばれたそうだ。
本書「いろものさん」はそんな芸人さん(太神楽、漫才、マジック、ものまね、ボーイズ、
コント、紙切り、曲独楽ほか)達を集めた写真集。
文は我が尊敬の師”高田文夫先生”
芸がイメージしずらいから、具体的に芸人の名前を挙げると
・太神楽(海老一染之助・染太郎)、・マジック(マギー司郎)、・動物ものまね(江戸家小猫)、
・漫談(綾小路きみまろ)、コント(東京コミックショウ)、・ボーイズ(玉川カルテット)、
私が小学校の頃、テレビでは牧伸二司会「大正テレビ寄席」などの寄席番組があり、
日常的にいろものに触れる機会があった。
しかし、だんだん露出が減り正月番組のみとなり、そして今では笑点の大喜利の前の
ゲストコーナーだけになった。
テレビでは見れなくなったが、新宿末広亭、浅草東洋館、などの寄席では、
まだまだ”いろものさん”は大活躍中だ。。
決して面白いわけでも、主役でもないけれど・・・。
見ていたら、無性に寄席に行きたくなった。