「第十六回 マムちゃん寄席」に足を運ぶ。
この値段でこのメンバーはかなり豪華。ただし
平日の13:00開演って興行的にどうなんだろ?
キャパ1,300席はデカすぎないか・・。
当日はキャパ1,300席に対して、ほぼ満員の1,200人。
客席は見事にお年寄りだらけ・・平均年齢はおそらく
70歳はゆうに超えていると思われる。(この層が
毒蝮三太夫のミュージックプレゼントのメイン客層)
春風亭一之輔さんは開口一番
「”今日の楽屋は平均年齢がものすごく高い”なんて話を
していたんですが、客席を見渡すと、その比ではないですね。
皆様、よくぞご無事でここまでいらっしゃいました。」
玉袋筋太郎さんは翌日の「金曜たまむすび」で
「平日の昼間に1,000人以上集まるってすげえよ!
来てた人は、きっと人生の勝ち組か、負け組のどっちかだよ。
これ、競輪場と一緒。」
私はどちらかというと負け組の部類かな・・(苦笑)
オープニングの毒蝮さん登場から、豪華なラインナップ。
・松本ヒロ 時事漫談
(仲入り)
・ナイツ 漫才(ビバリー昼ズ生放送終了後に駆けつける)
・東京ボーイズ ボーイズ漫談
出演者は、蝮さんの前で恥ずかしい芸は見せられないからか、
各々かなり気合の入った高座が繰り広げられた。
・・・それらがこの値段ではかなりお得!
観客の平均年齢は相当に高い。だからなのか、
会場の笑いの反応がかなり遅く感じる。しいて言うと
テンポの早い笑いには、ついていけてないようだった。
二楽さん、ヒロさんへの笑いの反応は極めて遅く、
一之輔さん落語でようやく会場が温まった感がある。
中入り後は、ナイツの漫才に取り残され気味。
しかし、驚くことに「東京ボーイズ」の高座では、
会場の笑いとステージが見事にシンクロした。
続くトリの木久扇師匠の高座も
会場とステージの笑いが一体となった。
そうか、今日のお客さんの笑いのテンポは、
こんなにゆっくりなのか・・・
これが昭和の寄席のリズムなんだな。
蝮さん、玉さん、外山さんの対談が良かった。
いつものごとく話の内容は彼方此方に飛んでいたが、
ラジオ愛を存分に感じさせてくれた。それに
蝮さんの後継者は玉さんしかいないという確信も得られた。
今年の初笑い、大笑い・・
笑顔の多い一年でりますように!
これが昭和の寄席のリズム・・?
バカ受けだった東京ボーイズ。