「男はつらいよ」を一話通しで観たのは初めて。
初めて見る寅さんが、レクイエム的な今回の
「男はつらいよ 50 お帰り寅さん」となった。
テレビや出版物での露出が多い作品なので、
なんとはなくストーリー、寅さんのキャラを知っている。
映画の中の寅さんも知っている通りだった。
寅さんは粋だ。顔で笑って心で泣いて、
みんなを元気に、そして笑顔にする。
観ている途中で何度も涙が溢れた。
なんでだろう・・ずっと昔から寅さんを観ていた気がする。
映画館内は高齢のご夫婦が多かった。
みなさん上映中も、よく笑い、よく喋る(笑)。
寅さんが出てくる度に「あははは」と大笑い。
普段の映画館と違って、正直五月蠅かった。
でもこれが「男はつらいよ」の原風景なのかな・・
と考えたら、私も一緒に笑えてきた。
寅さんはチャラいけれど、
心に染み入るいい言葉を放つ。
他の「男はつらいよ」作品を観ることはないと
思うけれど、寅さんの言葉は読み返してみたい。
その他つれづれに・・
息子なんだ。横顔が博多大吉先生に似ている。
・後藤久美子は外国暮らしが長いからか、日本語の
イントネーションが少し?と思ったが 役柄か?
・美保純はタコ社長の娘なんだ(笑)
・すでに鬼籍に入った出演者が多い・・合掌。
・池脇千鶴の編集者は非常に似合ってる。