ウジェーヌ・イヨネスコの「授業」とともに渋谷ジャン・ジャンで、毎週金曜日の夜に上演された。
すでに渋谷ジャン・ジャンは閉館となり、中村伸郎も鬼籍に入ったが、
「メリーさんの羊」だけは、共演者だった三谷昇が引継ぎ上演を続けてきた。
しかし、この11月4日をもって終演となることになった。
不思議な魅力がある芝居だった。
模型機関車の走るテーブルに向かい、老人は遠い日のトム坊やの記憶を語りだす。
そこに現れたもう一人の男と共に、遠いあの日の時間をたどる。
机の上に広がる風景は夢か現実か・・・
そして突然、模型機関車は走りだす。
人生の彼岸にさしかかった孤独な男が自らの人生を振り返り、
生きている事の意味を問う。
まさに別役実ワールド。
観ておきたいな・・・
でも月末だから無理だよな・・・涙