Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

ドイツ高射砲塔

ミリタリーファンにはお馴染の光人社文庫の新刊は。

宮崎駿の雑草ノート」や、TVゲーム「メダルオブオナー エアボーン」に登場する

謎の建築物「ドイツ高射砲塔」だった。

前から気になっていただけに、早速購入し読了した。



高射砲塔は、第二次世界大戦中のドイツ国内防空システムで、

頑丈な鉄筋コンクリートで作られ、屋上部に高射砲・レーダーを備えた一種の要塞。

都市の防空を目的にベルリン、ハンブルク、ウィーンの3都市に建設された。

戦後になり、高射砲塔の解体撤去が進められたが、あまりにも頑丈に造られていたために解体が困難で、

その多くが現存している。


   ウィーンの高射砲塔


大都市の中心に存在する、非現実的な巨大な塔(廃墟)、

それはあたかも現代の”バベルの塔”。

本書では、その詳細な内容・歴史・戦歴が把握できた。


(関連リンク)

Flaktuerme in Wien  (ドイツ語)

建築マップ オーストリア 「アウガルテン高射砲塔」

メタルオブオナーエアボーン 高射砲塔1