マイクロマガジン社という出版社から、地域批評シリーズという本が出ている。
書店の平積みで多く見かけるので、よく手に取る。
内容がネガティブなので買った事はなかったが、
ついに地元、八王子市が刊行された。(購入する)
これでいいのか東京都八王子市&多摩ニュータウン (日本の特別地域特別編集)
- 作者: 岡島慎二,鈴木ユータ
- 出版社/メーカー: マイクロマガジン社
- 発売日: 2012/03/28
- メディア: ペーパーバック
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シリーズの編集方針に
本書は、各地域の「街のイメージ」として貼られたレッテルを各種統計データと実地取材に
よって検証している。それらのレッテルを取り払った上で見えてくる、街の真実の姿を
観ようとしている。街の真実の姿とは、集団としての住民のプロフィールだ。
と記してある。
八王子は、「多摩圏最大の独立王国か? それともただの魔境か!?」と問いかけ、
住民を、相容れない関係の3つの属性に分類する。
・土着民(昭和30年以前より住んでいる)
・ニュータウン族(高度経済成長期に念願のマイフォームを手に引っ越してきた)
・学生(僻地のキャンパスの閉じ込められている)
確かに間違ってはいないが、新興住宅地ならどこにでもあるような解釈だ。
そんなに取り立ててネガティブに表現することもないと思うが・・・
こう思うのは、長年住んでいる地元愛なのか?
編集方針に謳う”街の真実”なのか?
ただ商業、行政の中心が立川、町田にシフトし、地盤沈下が続く
八王子の苦悩する現状は、非常に納得する。
ここはうちのすぐ近所だ