Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

これでいいのか 八王子市

マイクロマガジン社という出版社から、地域批評シリーズという本が出ている。

書店の平積みで多く見かけるので、よく手に取る。

内容がネガティブなので買った事はなかったが、

ついに地元、八王子市が刊行された。(購入する)


これでいいのか東京都八王子市&多摩ニュータウン (日本の特別地域特別編集)

これでいいのか東京都八王子市&多摩ニュータウン (日本の特別地域特別編集)


シリーズの編集方針に

本書は、各地域の「街のイメージ」として貼られたレッテルを各種統計データと実地取材に

よって検証している。それらのレッテルを取り払った上で見えてくる、街の真実の姿を

観ようとしている。街の真実の姿とは、集団としての住民のプロフィールだ。


と記してある。


八王子は、「多摩圏最大の独立王国か? それともただの魔境か!?」と問いかけ、

住民を、相容れない関係の3つの属性に分類する。

  ・土着民(昭和30年以前より住んでいる)

  ニュータウン(高度経済成長期に念願のマイフォームを手に引っ越してきた)

  ・学生(僻地のキャンパスの閉じ込められている)


確かに間違ってはいないが、新興住宅地ならどこにでもあるような解釈だ。

そんなに取り立ててネガティブに表現することもないと思うが・・・


こう思うのは、長年住んでいる地元愛なのか?

編集方針に謳う”街の真実”なのか?


ただ商業、行政の中心が立川、町田にシフトし、地盤沈下が続く

八王子の苦悩する現状は、非常に納得する。


嗚呼、花の団地ぶらり 東京都八王子市長房第二団地編


ここはうちのすぐ近所だ