春風亭百栄(ももえ)さんは、不思議な落語家だ。
その風貌は一度見たら忘れない。
若い頃に10年以上アメリカで働いていて帰国後に弟子入りしたそうだ。。
何とも言えない緩やかな雰囲気と、時折見せる狂気。奇天烈な新作落語。
そして・・・同じ年齢。
正直、取っ付きにくい落語家さん・・だと思っていた(すいません)
友人の伝手もあり、巣鴨スタジオ・フォーでの独演会(?)
「百栄てきぃ~ら!!」
に行った。キャパ50人前後のこじんまりしたホール。
そこは百栄(ももえ)ワールドだった。
結論から言うと大ファンになった。
演目
・死ぬなら今 桂枝平
・女子アナインタビュー エコラーメン
・鼓ヶ滝 桂右女助
(仲入り)
・トーク 百栄、桂右女助
・料理の鉄人が出来るまで 百栄
柳家喬太郎さんの名作「ハンバーグが出来るまで」を
オマージュ(???)した「料理の鉄人が出来るまで」は
傑作だった。鹿賀丈史とプロデューサーの会話で進む
物語の中から名番組「料理の鉄人が」が出来上がるという
新作落語・・・いやこれを落語と呼んでいいのか?
着物で座布団に座り上下を切って語るのだから
「落語」には違いないのだが・・・
ある種の演劇でもある。 こうゆうの好きだな~。
たった一回の独演会で、すっかり百栄さんの虜になってしまった。
これからは百栄さんの会を探して聞きに行くようにしよう。