Makotsu Garage

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三遊亭王楽 芸歴20周年記念独演会

三遊亭王楽さんの20周年記念独演会に行ってきた。王楽さんは

好楽さん(笑点のピンク色)の長男で、先代の三遊亭圓楽の最後の弟子。

20周年記念独演会は、池袋の東京芸術劇場シアターウエストで7日間連続で

開催される。日替わりでゲストが登場するが、そのメンバーが凄い!

 

三遊亭好楽(父親)、立川談春笑福亭鶴瓶春風亭昇太立川志の輔

春風亭小朝春風亭一之輔桂文枝・・・凄すぎる!

私がチケットを買ったのは志の輔さんの日。

 

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王楽さんの落語を聴くのは10年振り。

ちょうど10年前に銀座博品館で 王楽さんの独演会に行っている。

(その時のゲストは柳家三三サンドウィッチマンだった)

久しぶりの王楽さんは、きれいな落語を聴かせてくれた。 

声、表情、佇まい、所作すべてがきれいだった。そして

年齢を重ねた貫禄も備わっていた。 

 

マクラなしではじまった二席目の「帯久」がよかった。

間がよくてグイグイと惹き込まれた。

 聞けば今回の独演会は大ネタの連発なのだそうだ。普通では

続けて演じない大ネタを続けて演じる・・・

この独演会に賭ける王楽さんの気合が感じられる。

 

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(演目)

・オープニングVTR

・「宿屋の富」(三遊亭王楽)

・「ちりとてちん」(立川志の輔

    仲入り

・「帯久」(三遊亭王楽)

・ゲストコメントVTR(立川志の輔

 

志の輔さんは、先週の一門会に続きちりとてちん」だった。

また、かぶってしまった・・・が。何回聞いても大笑いだ。

自分での出番が終わって「帯久」を聞くのが楽しみだ 。と

言っていた志の輔さんだが、5年前の15周年の時も同じく王楽さんの

「帯久」を聞いていたのをすっかり忘れていたようだ。

 

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今回の独演会での演目。

・初日「鼓ヶ滝」「藪入り」(好楽「紙屑屋」)

・二日「包丁」「文七元結」(談春「百川」)

・三日「徂徠豆腐」「らくだ」(鶴瓶「青木先生」)

・四日「お見立て」「井戸の茶碗」(昇太「茶の湯」)

・五日「宿屋の富」「帯久」(志の輔ちりとてちん」)

・六日「三枚起請」「愛宕山」(小朝「豊志賀」)

・六日「佃祭」「鼠穴」(一之輔「笠碁」)

・七日 ?

 

王楽さんの「文七元結」聴きたいな~

今後が楽しみな噺家さんを見つけた日だった。

 

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