Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

所さんの考える、テレビとの付き合い方

昨夜は眠くて眠くて、途中までしか書けなかったので、

「テレビ・オブ・ザ・イヤー2012」(生き残るためのテレビとは)のつづき。

二人の発言にもの凄くインスパイアされた。



一人は「世界の果てまでイッテQ」の総合演出”古立善之さん。

イッテQ」はどんな視聴者を意識しています? 

という質問に対して。 子供とお母さんですね。と答えて。


◎ 僕らが見てきた番組をもう一回照れなくやればいいんじゃない?

子どもは(テレビを)初めて見るわけですからね。

「テレビつまらないね」と言っている層を面白がらせようとテレビをつくったら、

どんどん細かくなって誰も見なくなるかもしれませんし・・・・。


今の小学生にもっとベタなものを見て欲しいとも思うんです。

僕らが見てきた「なるほど・ザ・ワールド」や「野性の王国」を

もう一回照れなくやりゃいいんじゃない? という選択肢があっていいのかなと


そしてもう一人は、所ジョージさん。

「テレビは昔面白かったけど、今つまらない」という人も・・・ という質問に対して

ジョージのセロリ・パセリ<生産限定紙ジャケ復刻>

ジョージのセロリ・パセリ<生産限定紙ジャケ復刻>


◎ 今のテレビが面白くなかったら、見るのやめればいい

今生きているんだから、テレビが面白くなかったら見るのやめればいい。

「昔よかった」とか言ってんじゃねーよ。カッコ悪いよね。後で虚しさが襲ってくるでしょ。

テレビはさ、別になくたっていいんだもん。

どういくわけか、一回作ったものはずっと続けなきゃみたいな風潮になってるでしょ。

いらねーよ、と思わない?

人気が無くなって、スポンサーがつかなくなったら、一度ダメって判断されたなら、

それはそれでいいんじゃないんの? 私違う仕事するもん。

自分がテレビを背負ってやってる、なんて意識はひとつもないからね。


テレビ放送も還暦を迎えると、思考が硬直化してきていたようだ・・・。

出版も同じだけれどね。